活動レポート(ブログ)

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全国大会でお会いしましょう!

2022/06/22協会より

2022年のタッピングタッチ全国大会

「タッピングタッチ:ケアする全ての人々へ ~集まろう、話そう、ケアし合おう~」+5ステップ腕だけ散歩をマスターしよう!

8月27日(土)10:00~17:00
8月28日(日)9:00~16:30
@三重県三重郡菰野町 希望荘 大ホール(一部オンライン参加可能)

上記の予定で、今年の全国大会を予定しています。詳細はこちら

以下は大会に向けて、協会代表・開発者の中川一郎(一音)さんからのメッセージです。                    (写真は過去の全国大会のものです)

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新型コロナウイルスによって、私たちの生活は大きな影響を受けました。タッピングタッチの活動も、大きな影響を受けました。コロナウイルスが蔓延する前では、全国各地で活発に行われていた講座、研修、体験会など、年に約400回を数えていました。しかし、2020年4月の緊急事態宣言を機に、ほぼ全て休止状態になりました。

そして数か月の混沌とした状況のあと、オンラインを活用した研修や講座の取り組みが始まり、同時にタッピングタッチによるセルフケア(TTセルフケア)が充実していきました。そして、直接会って教えることは難しい時期が続きましたが、コロナの影響で関係性や相互支援が希薄になるなか、お互いをケアすることを基礎としたタッピングタッチの有用性が浮き彫りになっていきました。

私たちは、話し合ったり、食べたり、働いたり、遊んだり、ふれ合ったり。関わりながら生活することで、心身の健康や社会の調和が保たれていることが分かりました。ふだん、当たり前だと思っていたり、煩わしく感じていたようなことが、実はとても大切だったのです。

そして、ようやくウイルスが弱毒化してきたようで、世界の多くの国ではポストコロナになってきました。とても厳しい規制をかけていた国などでも、マスクをやめ、生活や社会活動を正常化させようとしています。

さて、おまちかねの「TT全国大会2022」ですが、とにかく、できるだけ一緒に会って、タッピングタッチをし合いましょう♪って感じです。この2年間、わたしたちは、たいへんなことも多かったですが、それぞれの形で乗り越えてきました。失ったこともありましたが、得たこともたくさんありました。そしてまだまだ厳しい時期は続きそうですが、まずはここらで一緒に会って、ケアし合い、心身をいたわりましょう。もちろん、楽しいお喋り、美味しいもの、いい温泉も、欠かせません。

内容は追ってお知らせしますが、コロナ禍のタッピングタッチを振り返り、今の私たち、そしてこれからの生活や活動などに関して、ゆっくり、やさしく、ていねいな時間を共有したいと思います。私たちの住む世界は、病気、感染、自然災害、紛争、戦争と、不安材料は多いですが、そんな中でも、ゆっくり、やさしく、ていねいなケアのある生活をとおして、モノやデキゴトに振り回されない自分をとり戻し、楽しく支え合える仲間作りをしていきましょう。

中川一郎(一音)

しばりから解放してくれるタッピングタッチ

2022/05/03協会より

5月1日にタッピングタッチの集いがオンライン開催されました。連休スタートで、参加は少なかったけれど、濃密な?時間がもてました~

終了後のアンケートの中に、「改めてタッピングタッチで深いリラックスができることや笑顔になれることや穏やかな気持ちになれることを感じて素晴らしいなぁと思いました。」「シェアの時間では社会情勢に興味関心を持って、自分に出来ることはなにかと、普段あまり話題にのぼらないようなことですが、意見交換されているのをうかがって、深い話もしっかり出来る良いグループだなと思いました。」という声がありました。

この「TTによる深いリラックスと穏やかな気持ち」という言葉と、「社会情勢を見て自分に出来ることは何か」という言葉に、タッピングタッチの力としての「エンパワメント」を感じています。

タッピングタッチを継続実践していくと(セルフでもお互いにでも)、色々な縛りから解放されて、自然に思いを共有でき、前向きな考えになり、本来もっている力を発揮できるようになってくるように思います。タッピングタッチを実践している人が集まると、現実から目をそらさない、無理なく、そして楽しく話しができるようになっているように思います。

今回の集いでは、「定年という線を引きそれ以上は『高齢者雇用』として捉えられる」、「老人という線を引き、たとえば一律に赤ちゃん言葉的な話し方をする介護従事者の方がいる」、「コロナ禍の中で、リアルな父母会はないのが当然になり、何でもLINEで事前調整するという不文律みたいなものが出来上がり、LINEを読んだり書いたり絵文字入れたり誤解や齟齬が生じたりで、疲れてしまう。」、「3.11による放射線の影響はなかったことにするような動き」など、社会情勢の中での素直な疑問や感じていることの話しがでました。

その中で、宮城県に住んでいた方が、「あの3.11の後の1年間、本当に毎日緊張していた。あの頃にタッピングタッチを知っていたら・・・」と話されました。どれほどの事が被災地で起きていたのか、お母さんたちが必死で活動していた、そのまとめが冊子になったことも聞きました。下記から購入できます。

★参考:放射能から命を守る宮城県南部の会 発行「みんなのきろく みやぎのきろく」http://tamaky.com/kibou/2021/03/07/minna-no-kiroku-miyagi/

その話を聞いて、ウクライナから避難している人たちは、どれほどの不安と緊張の中で過ごしているのだろうか・・・タッピングタッチを届ける方法やタイミングは?と頭の中でぐるぐるとしていました。「戦争の反対は平和」と言われますが、平和を実現する具体的な実践は「ケアなのでは」と思います。「あの時タッピングタッチを知っていたら・・・」その言葉をこの20年近く何度も聞いてきました。

世界の多くの方に、タッピングタッチを届けたい、ですね。本当に。

事務局 中川祥子

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春を迎えて

2022/04/06協会より

タッピングタッチの集い
2022年4月2日(土)10~12時

9人の参加で、楽しい春の集いが開かれました。今回のファシリテーターは、愛知の渡辺英明さん。いつもの、まったりと穏やかな声で5ステップ腕だけ散歩で始まりました。

タッピングタッチの企画はどれも「ゆっくり、やさしく、ていねいに」が共通しているとは思いますが、講座や研修は学びが中心で、集いはゆる~くタッピングタッチを実践して、なんでも話せる場ともなっています。

今回は「この2年を経て、なんだか過剰適応しているのかも」という発言から、色々な意見がそのまま共有されて、いい時間となったように思います。安心して思いを話せる、理解してもらえる場は大切ですね。

以下、感想です。

*みなさんのご意見をいただけたこと、とても有意義でした。
いままでは誰かに話しても「そうだよねー、怖いよね」とか「気にしすぎなんじゃない?」という反応がほとんどだったので、段々自分の中にしまい込んでしまっていました。今回みなさんとシェアできた、それだけで気持ちが落ち着きました。自分の真ん中にすっと立っている、という実感が持てました。とても不思議です。
霧が晴れたというか、視野が開いた感じで、自分の進む方向が見えてきたような気がします。心も体も軽く4月が迎えられます。

*コロナ禍のお話を聞いて、知らず知らずのうちに自分が過剰に心配しがちになっているなと思いました。もっとリラックスしてできることをしていこうと思います。

*本日は、久しぶりに参加でき、皆さまともお目にかかれてとても温かいきもちになりました。解決ということにはならないところで私たちは生きているのだなという感覚と、静かな心持ちでいるという感じを、皆さまとご一緒に味わうことができたと思いました。

*忌憚ないディスカッションを聞いていて、様々な情報に晒されて、無意識のうちにストレスを溜めているのだなぁと思い、セルフケアの重要性を感じました。

*今日のテーマとしては、「コロナ禍、非平和的状況のなかで、私たちがタッピングタッチを実践していくことの意味」ということになったのかと理解しています。
「自分を信じ、人の中にある力を信じて、できることをして行く。」ということなのかなあという話になったのかとも。

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女性のためのセルフケア

2022/03/17協会より

昨年12月から、頑張らないをテーマに三重県四日市市の男女共同参画センターで、「女性のためのセルフケア~タッピングタッチを使って」の時間を毎月開くことにしました。

毎月第3水曜日 19:00~20:30(21:00には終了します)
場所:四日市男女共同参画センター「はもりあ」@こどものへや
   駐車場(すぐ近く私営300円、徒歩5分は無料割引あり)
対象:女性  定員:6名
参加費:無料(寄付は歓迎)
申込:協会にメール info@tappingtouch.org

コロナ禍も2年になるのに、どうなっていくのか分からない状況の中で、「なんだかほんとに疲れるね~疲れたね~。もうこんな風にポストコロナを待っとったんでわ、いつになるか分からんよね。待っとるだけでは、振り回されて、あかんようになってくわ。もうそろそろ自分たちの手にコントロールを取り戻して、元気でおらんと、あかんわ!!」と、四日市弁ばりばりで友人と話したのが11月でした。

そこで、まずは自分のための時間を持つ、つまりセルフケアの時間を持とう!と時間を取ったのが12月です。無理しないこと、頑張らないことを鉄則に、水曜日の夜7時から8時半までの短い時間ですが、

*チェックイン(参加者の軽い自己紹介)
*5ステップ腕だけ散歩
*感想と共有したいトピック
*セルフタッピング、またはねこの足ふみバージョン
*感想

という流れでスタート。参加者が少ないとお話が長くなりますが、そこは楽しんで。軽いストレッチ効果もある5ステップ腕だけ散歩をすると、「びっくりした~。すごいね。体がすぐにポカポカしてきて、暑くなってくるくらいになったわ」との声も。

じっくりとねこの足ふみバージョンをすると、本当に「今、ここ」に自分を引き戻して、ここにいる自分を大事にし、毎日を大切に過ごすことを改めてかみしめる事ができます。

四日市の男女共同参画センター「はもりあ」の受付フロアは、座り心地のよいソファや興味深い図書や資料をそろえ、カウンターには飲み物も提供されています。タッピングタッチ協会は、ここに団体登録しているので、無料でお部屋が使えます。人数も少ない定員にしているので、「こどものへや」というカーペット敷きの、くつろげる部屋で、距離もゆったりと取ってできます。床に座ることもできるし、椅子やソファもあります。

タッピングタッチを知らない方でも気軽に参加できます。参加は女性に限ります。年齢制限はありません。女性同士の気楽さ、楽しさの中で、気軽に自分をケアしてみませんか。

ファシリテーターは、協会事務局長、社会福祉士、公認心理師、元フェミニストカウンセラーの中川祥子です。

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1学期が終わって、ようやく脱力してます

2021/07/24協会より

第3回学校におけるTTプログラムを考える会
2021年7月22日(木)19:30~21:30
参加者 6人

ちょうど学校がお休みに入ったタイミングで、忙しかった日々からようやく「は~っ、やっと終わってだつりょく~って感じですう」で始まりました。

 内容としては、一言近況報告のあと、「5ステップ腕だけ散歩」でほっこりしてから、学校現場におけるTTの活用や紹介の工夫の色々を紹介・共有することが続きました。以下は、話しに出た一部です。

① バタフライ・ハグについて(イグナシオ・ジャレーロ1998年考案)トラウマケアの方法のひとつ。
② アナMゴメス作の紙芝居「しんじゅがい とチョウチョのおはなし」が、コロナウィルス禍の子どもたちの助けにと、EMDRとマインドフルネスの手法を取り入れたお話しになっています。
③ インストラクターの杉山百合俊さんが、以前報告してくれていた小学生向けに心の授業で活用されていた方法で、TTの前後にボディイメージに色を入れて自分の状態の変化を見る方法を共有しました。身体イメージ彩色図法
④ 保健室で実施するTTの実践例(高学年男子でもクールダウンに有効、母との関係で悩んでいる女子の話を聞きながら、腹痛を訴える児童になど)が紹介されました。
⑤ たとえば、朝読時間のように短くて簡易にする感じでTTを実施できたらいいのではという案も。
⑥ 興味を持ってくれた担任のサポートで入りながらクラスで使ってもらう。授業としてするには、ちゃんと理解し身につけてから、と思うのが教師。反対に、個別に使うのは使い易いかも。
⑦ 養護部会、保健部会からの講座要請は協会にも過去かなりあり、受講の評価もかなり高い。
⑧ 「顔の表情5段階」や、「2次元のこころのダイアグラム」とかも使えるかも。

タッピングタッチもまた、日々大きくなってきているこどもたちのストレスや課題を軽減する助けとして、学校現場や教育関係機関で手軽に使えるようになればと思います。

そのためには、45分でできるプログラム(パワポ)を作って、インストラクターか、TTをよく知る教師やSCが実施できるものがやっぱり必要かな、という意見がでました。

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