活動レポート(ブログ)

BLOG MENU読みたいブログカテゴリーをクリックしてください

看取りから新しい仕事へ

2018/04/19中川一郎より

みなさんお元気ですか? 春になりましたが、とても寒暖の差がはげしい
ですね。私たち人間の活動によって、ますます地球環境が厳しくなって来て
いるようですが、気候の変動の大きさを肌身で感じています。

 それと近頃は、病気や調子の悪い人が多いようで、複合汚染の影響かと心
配になります。とにかく健康でいなければ良いこともできないので、しっか
りと生活を整え体調管理をするようにしています。みなさんはいかがお過ご
しですか?

 さて、久々のお知らせですが、近況報告をさせてください。ぼくは、ちょ
うど二年前に大学での仕事を辞めて、タッピングタッチに力を入れてきたの
ですが、その間に私生活においてもたくさんのことがありました。

 その中でも一番大切な出来事は、両親の介護と看取りでした。去年の7月
に母を亡くし、今年の3月に父が他界しました。母は長い闘病生活でしたか
ら厳しいこともありましたが、介護や見取り、そして僧侶としての法事も含
め、とても貴重な体験でした。

 二人とも高齢でもあり、大往生してくれましたので、生きることそして死
ぬことに関してたくさん教えてもらいました。親とのつながりをとり戻し、
人の人生や死というものを深く感じることができ、人間的にもだいぶ成長し
たように感じています。

 私たちは本来素晴らしい存在であること、死ぬときは何一つ持っていけな
いこと、そして生きることはかけがえのない素晴らしいことであることな
ど・・・ 貴重な学びを大切にしていきたいと思っています。

 そしてもう一つお知らせですが、今年度から大阪経済大学人間科学部の教
授として働くことになりました。もう大学での仕事は終わったと思っていた
のですが、再びそういうめぐりあわせになりました。

 今、教育の現場はいろんな意味でとても厳しいですが、これまでの約40
年の臨床心理の学びと実践を活かして、次の世代、心のケアの専門家の育成
の手伝いをしていきたいと思っています。

 そして、みんなでしてきたタッピングタッチの実践や検証をとおして、タ
ッピングタッチが今の時代の私たちにとても役立つものであることを確信し
ました。地球規模での厳しさが増すなか、世界の人々が本来のやさしさや思
いやりの心をとり戻し、支え合えるよう、本腰をいれてお手伝いしたいと思
っています。

 そんなことが大学という教育の場を活かして出来るのではないか、という
のが今回の仕事の大きな動機でもあります。ぜひみなさんと知恵と力を合わ
せて歩んでいきたいので、どうぞよろしくお願いします。(できればいろん
な教育機関、医療機関、施設や団体などとも連携できればありがたいです)

 ちかいうちにいろいろとお知らせや呼びかけをさせてもらいたいと思って
いますが、とりあえずは、大学のキャンパスでタッピングタッチに関する講
座や研究会などを始めていきたいと思います。興味のある方がおられたら、
ぜひ気軽にご連絡ください。大阪経済大学は、大阪・梅田からも近く、けっ
こう便利ですよ^^

 まだどんなことをしていくのかなど未定のことが多いですが、「子育て・
家族・学校プロジェクト」も形にしていきたいと思います。現在、福島と東
京の学校などでも実践とリサーチが企画されていますが、ぜひ身近な所でも
進めたいです。ぜひ一緒に話したり、楽しく活動したりしましょう

 悪いことが多い時代のようですが、そのぶん良いことをたくさんしていき
ましょう。もちろんタッピングタッチ協会のある中部地方や、大勢のインス
トラクターさんが活躍する関東など含め、全国での活動を活発にしていきた
いと思いますので、よろしくお願いします。

中川一郎(一音)

一覧に戻る