京都の「つばさ園」という児童養護施設では、タッピングタッチが導入されてもう10年近くなりました。中川一郎さんが講師を務める職員研修が月一のペースであり、毎回、スタッフの相互ケアとしてタッピングタッチをしてから始めます。心身両面でとても厳しい仕事ですが、ケアしあう体験を通して、支え合い、学び合える関係が育っています。
2015年の全国大会では、この施設のベテランスタッフで認定インストラクターの山川靖子さんが、園での利用について発表されました。スタッフがケアし合いながら、たくさん愛情の必要な子どもたちのケアに使うとき、いろいろと素敵なことが起こっているようです。
活動レポート(ブログ)
2017/04/11その他
2017/04/11その他
- がん患者と家族のためのサポート講座
@三重(津市)
場所: 三重大学医学部附属病院リボンズハウス(外来棟1階)
対象:がん患者さん、ご家族
※入院患者さん、外来患者さん、どちらでも参加可能
講師:認定インストラクター(鈴木妙子)
詳細はこちら
「リボンズハウス」とは、がん患者さんの「治療と生活」をつなぐ、具体的な情報とケア体験を提供する場所です。医療者やヘルスケアに携わる多くの専門家の手によるプログラムが提供されています。
ここ三重大学病院でのリボンズハウスでは、月に一度のペースで、タッピングタッチの講座が開かれています。なかなか好評で、「常連さん」を含め、毎回10人近くの人たちが集まります。がんの診断を受けてつらい人、抗がん剤の治療の最中の人、知り合いや家族が闘病中でケアをしている人など・・・参加者はさまざまです。
いつも、まずお互いの様子やニーズを聞き合ってから、タッピングタッチの基本型をします。お互いのケアの時間を通して、みなさんの心身が楽になります。体験をシェアし合うころには、気持ちがおちつき話しやすくなりますので、とてもよいサポートの時間になっていきます。
必要に応じて、心理的なケアの方法などを学ぶ時間をとったりもします。二人の臨床心理士(中川・中西)が合同で教えていますので、参加者はセルフケアや不眠に関することなど相談したり、対処法を学んだりすることができます。
講座は約1時間半。最後は、いつもタッピングタッチによるセルフケアとマインドフルネス瞑想法を少しして終わります。
がんの症状や治療の副作用でつらい人も多いですが、帰るころには、みなさんの笑顔や笑い声がたえないような感じで帰途につかれます。タッピングタッチなどの効果に加えて、もうすでに治療が終わり元気にしている方からの優しい声かけなどもとてもいいようです。
タグ:がん患者・家族