活動レポート(ブログ)

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笑顔とほっこりを重ねて―タッピングタッチ「ほっこり会」第70回・71回報告

2025/12/25インストラクターより

兵庫県の会場とオンラインで同時開催している「タッピングタッチを楽しむ集い ほっこり会」は、10月に70回を迎えました。2025年後半からは土曜日に開催し、地元の方やご家族の参加も増えています。

「ほっこり会」で力を蓄えたメンバーは、2年ほど前から学校や地域の集まり、震災の影響を受けた方々の交流会など、それぞれの身近な場でタッピングタッチを伝える活動を始めました。
小さな体験会から、100名を超える敬老会でのイベントまで、さまざまな場で「気持ちがほっとした」「家族にもやってみたい」といった感想をいただきながら、タッピングタッチの輪を広げています。

ほっこり会の開催日程は、協会ホームページのイベントカレンダーをご確認ください。タッピングタッチが初めての方も、ウェルカムです!

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★タッピングタッチを楽しむ集い「ほっこり会」第70回報告
10月25日(土)開催、
オンライン参加1名、会場参加4名の計5名で行いました。

最初に「腕だけ散歩」をして体をほぐし、次にセルフタッピングを行い、感想をシェアしました。
・身体を動かす「腕だけ散歩」のあとにセルフタッピングをすると、より体がほぐれてあたたまり、ほっこりしました。
・月に1度の坐禅会で、タッピングタッチの体験会をしてもらっています。実際にふれてケアし合うことを、坐禅会のときに教えてもらっています。今日はオンラインでも、ひとりでもできるセルフタッピングを教えてもらえました。どちらもいいですね。
・井上さんのガイドで、ゆったりとできました。
・先月は参加できなかったので、久しぶりの気分です。気持ちよかったです。

今回は、ほっこり会立ち上げのメンバーで、スクールカウンセラーの角田さんの活動についてお聞きしました。来週、小学4年生の3クラスで、タッピングタッチを教えるそうです。
大人の私たちも、小学校の授業の内容を見せていただきながら、基本形を行いました。

子どもたちにもわかりやすいように手順には「ネコの足ふみ」「コアラの木登り」「ゾウの鼻」など、楽しい名前がつけられています。
この日ガイドさんが「コアラの足ふみ」と言い間違えてしまい、大笑い。
「ゾウの足ふみとか、言ってしまったら大変だよね!」などと、思わぬ盛り上がりになりました。笑いもありながら、最後まで、ゆったり、まったりと、タッピングタッチを楽しみました。
メンバーそれぞれが、さまざまな場所で種まきをしている、最近のほっこり会です。

遠藤さつき(認定インストラクター)

 

クリックで、鮮明なチラシをご覧になれます。

★タッピングタッチを楽しむ集い「ほっこり会」第71回報告
11月22日(土)開催、参加者は会場参加4名、Zoom参加1名、合計5名でした。

最初に参加者がタッピングタッチに関する近況をシェアしあいました。
・デイサービス施設でタッピングタッチを紹介していますが、長年続けているプログラム(歌やストレッチ)があり、新しい試みを取り入れてもらうには時間がかかりそうです。
・ポスターを貼ったり、地域のイベントでタッピングタッチ体験会をかさねることで、コミュニティセンターなどでのタッピングタッチへの反応も変わってきていると思います。
・小学校でタッピングタッチの授業を続けています。去年と比べて反応の違いが感じられます。
・座禅会でタッピングタッチを指導してもらっている経験や、自身で指導した際の気づきもあります。他の座禅会にも広げていきたいです。
・他の地区のインストラクターと協力できれば、さらに活動を広げていけるのではと思っているところです。

その後、遠藤さんのガイドで「腕だけ散歩5ステップ」、堺のガイドでセルフタッピングを行いました。
そこで、Zoom参加の方が退場。会場では、角田さんのガイドで基本型をしました。

感想(セルフタッピング&基本形)
・タッピングタッチを行う時、Zoomで参加していてもガイドの内容やその人柄が伝わると感じました。座禅会もほっこり会のように、会場とZoom両方で行いたいと思っています。タッピングタッチの指導も、会場とZoomでお願いしたいです。
・タッピングタッチは、たまにしかできていませんが、緊張がほぐれてリラックスできました。体が固くなっているのがほぐれた感じがします。

終了後、セルフタッピングのガイドの仕方をインストラクターで見直しました。
説明の後に適当な間を取らず、急ぎすぎていることに気づきました。少し間を置き、タイミング良くガイドすることが大切だと感じました。

堺末廣(認定インストラクター)

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【インタビュー】移住先での再始動は夫婦で二人三脚~沖縄のインストラクター杉山百合俊さん

2025/12/16インストラクターより

「休止期間」を経て、タッピングタッチの本質への理解を深めたインストラクター・杉山百合俊さん。
沖縄での暮らしや働き方の変化、そしてどのように再始動へと歩みを進められたのか──その経緯と現在の思いを伺いました。

赤ちゃんにタッピングタッチする杉山さん

タッピングタッチとの出会い——自分でできるケア、仲間とできるケア、家族とできるケア
「2011年の東日本大震災直後、『ぜひ、NPO法人心の救急箱のみんなにもタッピングタッチを身につけてほしい』と東京のインストラクターが広島に飛んできて講座を開いてくれたことが、タッピングタッチとの出会いでした」

杉山さんが広島県や山口県の仲間と行っている「心の救急箱」の理念は、『自分でできるケア、仲間とできるケア、家族とできるケア』を伝えること。
これは、タッピングタッチのケアの方法・本質と深く重なります。そして、心の救急箱の友人とともに養成講座を受講して認定インストラクターとなり、学校や子育て支援、老人介護施設など、さまざまな場へタッピングタッチの活動を広げていきました。

 

■ 沖縄移住と活動休止——立ち止まったから見えたもの
山口県ではスクールカウンセラーとして子どもとタッピングタッチをしたり、地域で積極的に講座を開催されていた杉山さん。しかし、2020年3月の沖縄移住後、状況は大きく変化しました。
「少し働きすぎたかなとの思いや、大切な家族を相次いで見送った節目でもあったため、自分を見つめ直す時間が必要だと感じました。そこで沖縄の自然豊かな北部に移住しました。すぐにスクールカウンセラーの職を得ましたが、タッピングタッチを提案できる雰囲気ではなく……。自分自身が地域で役に立てているという実感が持てなくなってしまったんです」
「子どもたちと一緒にタッピングタッチをすることが難しくなって。相互のケアを通じて得る深い安心感や、相手の存在を感じる体験が好きだったので……。
それが失われた悲しみが大きく、情熱が下がってしまったのだと思います」

 

■ 沖縄の自然と自分をいたわる生活
移住後は、農業や森林セラピー、パーマカルチャー(循環型の暮らし)を学び、草木染を楽しむなど、自然とともに“地球を感じる”生活を送る杉山さん。自然の中で、「地球にやさしい暮らしとは?」「自分をいたわるとは?」と静かに問い直す日々が続きました。 
そして、現在はスクールカウンセラーから、教育委員会で子どもの発達検査業務を担当する職へと変わりました。子どもとタッピングタッチをする機会はますますなくなったものの、杉山さんは「安心感や寄り添う姿勢といったタッピングタッチの本質は、日々の支援の中で生きています」と語ります。その言葉からは、タッピングタッチとのつながりが形を変えながらも、むしろ深まっているようにも感じられました。

 

■ 再始動は“頼まれごと”から——背中を押した妻のアシスト
活動再開のきっかけは、神奈川県の中田ご夫妻(インストラクター)でした。「オンライン体験会に参加した沖縄の方に、リアルでタッピングタッチをする場を杉山さんが作ってくれたら」という依頼が届きました。しかし、講座開催に踏み出すエネルギーや情熱は、まだ戻っていませんでした。
そこで相談したのが、タッピングタッチの“種まきさん”でもある奥さま・教江さん。教江さんはタッピングタッチ基礎講座A・B・Cを修了されており、活動を共にするパートナーです。すると、あっという間に段取りを整えてくれたといいます。

「じゃあ、知り合いのカフェで体験会を2回、その後に講座を1回やってみよう」

教江さんにも、そのときのことをお伺いしました。
「時来たり、と思ったんです。(杉山)百合俊さんにとっても、地域の人にも、世界の人にも。誰でも、どこでも、気軽にできるタッピングタッチを知ってもらい、使ってもらう時が来たと感じました。それに、自然の癒しと、人がふれ合うタッピングタッチの癒し——どちらも大切だと私は思います。
そこで、百合俊さんがインストラクターとして再び動き出せるよう、背中を押しました。」
杉山さんは笑って話します。
「通勤に片道1時間半、往復3時間。正直、タッピングタッチの活動まで手が回るかなと思いました(笑)。でも、人に頼まれたことに応えてみたら、道が開けるときもあるんですよね」

そして体験会を開催してみると——
「あ、なんかタッピングタッチっていい」「人とつながれるなぁ」「人と地域とつながれるは大事なことだなぁ」と、感じられたそうです。

海外のカップルにタッピングタッチをする杉山さんご夫妻


■ 沖縄から世界へ——マインドフルネスと平和
地元のカフェでの体験会は、地域のつながりにとどまらず、観光客の多い沖縄ならではの国際交流の場にもなりました。マインドフルネスの考えはヨーロッパでも広がっています。タッピングタッチを体験した海外旅行者は「手のぬくもりで自分の体を再び感じることができた」と感想を寄せられ、「先日のタッピングタッチの体験がすごくよかった」とカフェを再訪される方もいらっしゃったそうです。

「海外の方とのタッピングタッチの交流を通じ、言葉を超えた癒し・マインドフルネス・内なる平和の価値を再確認しました。今、世界的な緊張が強い中で、個人間で緊張を緩和していくことは、すごく身近な平和活動だと思います。それをこの場でできる意義を感じています」「タッピングタッチってすごいなぁ」と杉山さんは語ってくれました。

 

■ 過去の“種”に励まされて——友人の遺言とめぐるつながり
再始動のエネルギーの源には、山口県時代にタッピングタッチを伝えた大切な友人からの「タッピングタッチを続けてほしい」という遺言があったそうです。「自分が蒔いた種に、今、自分が励まされているなと思うんです。目の前の人を大切にすることは、巡り巡って自分にも返ってくるんだなと」教えてくれました。

 

■ これからの活動と仲間へのメッセージ
最後に、現在活動を休止しているインストラクターや、仲間へのメッセージを伺いました。
タッピングタッチの活動が思うようにできない時期、「そんな自分を責めてしまうこともあった」と杉山さんは振り返ります。そんなとき、オンラインの”タッピングタッチの集い”で仲間からかけられた「渡り鳥も先頭を交代する。頼ったり、休んだりしていいんですよ」という言葉が、心に深く届いたそうです。

「一人でやろうとしなくていい。ご縁ってありますね。そして、人生にはいろいろな季節があるんだなぁ。今、私にまた“芽吹き”の季節が巡ってきたのだと思います」
「ゆっくり、やさしく、ていねいに。あまり急がず、でも確かに進んでいきたい。そう思うとワクワクします」と語る杉山さんの表情は、とても穏やかで晴れやかでした。

再始動から3か月目、協会HPで体験会を見つけたと那覇から片道1時間半をかけて来てくださった方もいたそうです!
あなたも、イベントカレンダーをチェックして、沖縄で杉山さんご夫妻とタッピングタッチを楽しみませんか?

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クリスマス前のひととき ~タッピングタッチで家族のじかん~(2025年ラスト開催)

2025/12/11インストラクターより

毎月開催している『オンライン・タッピングタッチで家族のじかん』には、小さなお子さま連れの方から大人の方まで、幅広い世代のみなさんが参加しています。はじめての方もいれば、何度か参加してくださっているリピーターさんもいて、毎回あたたかな雰囲気の会になっています。
「インストラクターさんの笑顔や話し方がとても素敵でした」
「初めてでドキドキしていたけれど、あたたかく声をかけていただき安心しました」
「小さい子はじっとできないものだから、と最初に言ってもらえて気が楽になりました」といった、うれしい感想もいただいています。
抱っこでの参加、セルフタッピング、親子でのタッピングタッチなど、その日の参加者に合ったスタイルで体験できるのが、このプログラムの良いところです。
「家族でほっとできる時間になりました」「とても穏やかで、ほかほかした時間を過ごせました」という声も寄せられています。
★ファシリテーターの亜美さんからのメッセージです。
普段の生活の中では、ふれあいの時間をとるのが難しいこともありますよね。そんなときは、毎月の『タッピングタッチで家族のじかん』にまた気軽に来てもらえたら嬉しいです。

2025年のラスト開催は12月21日です🎄✨
お申込みはこちらからどうぞ=>https://ttchildrearing202512.peatix.com

2026年は毎月最終日曜日に開催します。イベントカレンダーもぜひチェックしてくださいね。

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2025年9月21日『タッピングタッチ家族のじかん』報告
ファシリテーター:近藤亜美  記録:中田利恵  事務局:中川祥子

9月の『家族のじかん』の参加者は、ご家族3組と、お一人で参加のWさんの合計8名でした。そのうち2組がリピーターさんでした。親子で参加のNさんは、7歳の長男くんのリクエストで参加されました。Oさんもリピーターさんで、10代のお子さんと久しぶりに参加してくださいました。
まず、腕だけ散歩 5steps で体と心をほぐしてから自己紹介をしました。日常ではなかなか取り入れにくくても、それぞれのきっかけでタッピングタッチを思い出し、「またやりたい」と来てくださったことがとても嬉しかったです。
MさんやWさんはタッピングタッチが初めてだったので、紙芝居を見ていただき、その後は画面を見ながら相互タッピングやセルフタッピングをゆったり楽しみました。

以下、参加者のみなさんの感想です。
♦Oさん
次男にした時は自分が慣れておらずやりにくくて少し疲れました。三男にする時は距離を工夫して近づいてやったら、自分もリラックスできました。タッピングタッチをする側の自分自身が満たされる感じがありました。最近ストレスを感じている息子さんが、久しぶりに参加するきっかけになったとのことでした。
♦Mさん
以前、職場の保健室の先生にタッピングタッチをしてもらい、リラックスして体がぽかぽかした経験があります。人にやってあげたい気持ちがわきました。
また、2歳の子どもが毎日深夜2時ころに起きて泣くため相談したところ、タッピングタッチのやり方を教えていただきました。さっそく子どもにするとすぐに寝てくれて、その日から夜泣きがなくなりました。今日も気持ちよさそうに一緒にいてくれて嬉しかったです。
♦Wさん
今日はひとりで参加したのでセルフタッピングを中心にやりましたが、体が楽になりました。セルフを寝る前の習慣にしたいと思いました。孫にもやってみたいです。また参加させていただきたいと思います。
♦Nさん
7歳の上の子どもが「またやりたい」と言うので参加しました。腕だけ散歩や基本のタッピングタッチをしたら満足したのか、どこかへ行ってしまいました(笑)。すると「お兄ちゃんばっかり」と怒り気味だった5歳の次男が来たので、2回目は次男とタッピングタッチができてよかったです。

★インストラクター利恵さんからのコメント
Nさん兄弟は「母さんが俺らになんかやってくれてる」という感じで、そのことが嬉しいのだろうなと伝わってきました。『家族のじかん』のゆるっとした雰囲気の中で、兄弟がそれぞれ楽しんでくれたようで良かったです。

病気・障がいをもつ兄弟がいるきょうだい児さんは、どうしても我慢しがちです。Oさんのご兄弟も、「どうせ(発達障害の)お兄ちゃんのことでお母さんは手一杯だろう」という感覚を下の子は持ちやすいと思います。それは自然な感情です。でもタッピングタッチをしている時は「自分とお母さん」の時間になるので、大きなプレゼントの時間だったのではないかと思います。

思春期になるとスキンシップが難しくなりますが、タッピングタッチなら「やり方・手順」があることで、ふれあいが可能になることが多いですね。いくつになっても、人はふれあうことが大切。タッピングタッチを使ってほしいです。たまには「お母さん、疲れちゃった。トントンして」と甘えることがあってもいいと思います。助産師でインストラクターの亜美さんからは「ご夫婦でタッピングタッチしあうのもいいですね」とコメントがありました。

★祥子さん
子どもたちがお互いにタッピングタッチをしあう体験をすることはとても大切です。学校でタッピングタッチを実践すると、素直に心身の良い変化を感じ取ることができています。ゲームなどで暴力的な場面を見ることが多くなり、自分も暴力を使ってしまう子もいます。小さい頃からふれあう体験があれば、人のぬくもりや優しさの感覚を失わずにいられるのではないか、自分も相手も大切にできるようになるのではないかと思います。

タッピングタッチ協会では、オンラインも含めて、子どもがタッピングタッチを体験できる機会をつくることを続けていきたいと思っています。
次回も、みなさんとゆったりしたひとときをご一緒できることを楽しみにしています。

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経験豊かなインストラクターたちの知恵と工夫―ほっこり会のご報告

2025/10/28インストラクターより

「ゆっくり・やさしく・ていねいに」
日々の忙しさの中で、自分の身体や心の声を聞く時間はなかなか取れないですね。そんなとき、誰かと一緒に“触れる・感じる・共有する”時間を持つことで、忘れていたぬくもりや安心感が戻ってきます。
この夏、開催曜日を変えたことで新しい出会いが生まれた「ほっこり会」。タッピングタッチを初めて体験される方も一緒に――
会場とオンラインの垣根を越えて、“ほっこり”の輪が広がりました。

 🌱  第68回ほっこり会(8月23日・土)

今回の参加者は、会場6名・Zoom1名の計7名でした。
曜日を変更し、地域のコミュニティハウスや市民センターでのチラシ掲示、そしてインストラクターの角田さんによる臨床心理士の方へのお声かけなどを通して、タッピングタッチに興味を持ってくださる新しい方々が増えました。一方で、「木曜日なら参加できたのに……」というお声もあり、皆さんの生活の中で無理なく続けられる形を今後も探っていきたいと思います。
この日は、タッピングタッチを初めて体験される方がいらっしゃったので、ガイド役の遠藤さんが、冒頭でタッピングタッチについて、丁寧に説明してくれました。遠藤さんは、東日本大震災の避難者交流会や座禅会などで多くのタッピングタッチ講座を実施されており、とてもわかりやすかったです。

💡指の腹でやさしく
タップタッピングタッチは、自分にするときも、相手にするときも、指の腹でやさしくタップするのが基本です。

しかし、年齢を重ねて手指が固くなってくると、つい指先が当たってしまうことも。
長年、地域でボランティア活動を続けてこられた井上さんは、その経験から次のような工夫や心がけをシェアしてくださいました。

・「指の腹でふれていきますよ」と、声かけをする
・手首をやわらかくする準備運動(手を組んで8の字に回す)をする

そこで、準備運動を早速取り入れて、セルフタッピング、基本型と行い、みなさんゆったりとした時間を過ごしました。

🌸 参加者の感想
・緊張が抜けてリラックスできました。体のこわばりがほぐれました。
・Zoom参加でも、みんなと一緒にすると楽しくリラックスできます。
・相互タッピングでは、相手の手の温かさが伝わって気持ちよかったです。

🌱 第69回ほっこり会(9月20日・土)

この日は、会場4名・Zoom1名の計5名が参加されました。
7月の土曜開催に参加されたお二人が再び来てくださり、温かい雰囲気で近況報告をシェアしました。

その最初の近況報告で、「朝一番に“腕だけ散歩5ステップ”をすると身体が目覚めるんです」という話題が出て、さっそく皆で実践。
その後にセルフタッピング、Zoom参加の方が他の予定があり退出された後は、会場で基本型を行いました。

🌸 参加者の声
・心理療法士会で小学生4年生の心の授業にタッピングタッチを取り入れました。次は高校生200人に実施予定です。
・「腕だけ散歩5ステップ」は、身体をやさしく目覚めさせるのにぴったり。
男性インストラクターのやさしい声のガイドが心地よかった。
・最初は恥ずかしかったけれど、だんだんセルフタッピングが身についてきました。
・基本型をすると、心も身体もゆったり、温かくなります。
「敬老のつどい」で75歳以上の方100名とセルフタッピングを実施しました。絵入りのパンフレットが分かりやすかったようです。
昨年の「敬老のつどい」、井上さんのインタビューはこちらから読めますー>https://www.tappingtouch.org/?p=13713

9月分と10月の「ほっこり会」のチラシを作成しましたが、秋は地域行事が多く掲示の機会が限られました。また新しい方々との出会いを楽しみにしています。

🍀まとめ
8月・9月ともに、新しい参加者との出会いや、日常にタッピングタッチを取り入れている方々の実践が共有され、「ゆっくり・やさしく・ていねいに」自分と相手を大切にする時間となりました。
これからも「ほっこり会」は、誰もが安心して参加できる、あたたかい交流の場でありたいと思います。

堺末廣・井上志保美(兵庫県・認定インストラクター)

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「ほっこり会」第66・67回報告──土曜開催で新たな一歩

2025/09/04インストラクターより

兵庫県とオンラインをつないで毎月開催されている「タッピングタッチを楽しむ集い・ほっこり会」。6月の会では、「もっと参加しやすくするにはどうしたらいいか?」を話し合いました
思い切って7月から土曜日開催にしてみると、
初めての方が来てくれたり、家族がオンラインで参加したりと、うれしい出会いがいくつも生まれました。いつものメンバーも、新しい風景にちょっとワクワク。土曜日開催、よいスタートになったようです。

今後の開催日程は、イベントカレンダーをご覧くださいね。
ほっこり会は、どなたでもご参加いただけます。
それでは、6月と7月の様子をあわせてご紹介します!

◆ 第66回「ほっこり会」報告(6月26日・木)

雨上がりの蒸し暑さが残るなか、会場には3名、Zoomには1名の参加がありました。
この日は人数が少なかったこともあり、「これからのほっこり会をどうしていくか?」をテーマに話し合いの時間を持ちました。

これまで平日開催を続けてきましたが、思い切って次回は土曜日開催に変更することが決まりました。
この日は、それぞれが自宅でセルフタッピングを行いました。

◇ 近況報告より
・デイサービスの現場で、タッピングタッチの機会が少しずつ増えてきています。
・子どもたちのトラウマケアに関わる団体(TICC)から、オンライン講座の依頼をいただきました。
・今年1月に引き続き、タッピングタッチを地域開催の「いきいき百歳体操」の時にして欲しいと依頼がありました。

「ほっこり会」のインストラクターたちは、それぞれの場所で地道にタッピングタッチの活動を広げています。

◆ 第67回「ほっこり会」報告(7月26日・土)

いよいよ初の土曜日開催。
参加申し込みがあるか少し不安もありましたが、初めての方が3名!
久しぶりに参加された方もいて、会場6名、オンライン2名、合計8名での開催となりました。

◇ セルフタッピングの感想より
・久しぶりの参加でしたが、やさしいガイドで安心して受けられました。
・おだやかにガイド役のインストラクターがリードしてくれました。初めましての方もいてちょっと緊張していましたが、だんだんリラックスできてよかったです。
・デイサービスの現場で取り入れたいと思いつつ、なかなか実践できずにいます。
・自然な雰囲気でわかりやすかったです。
・月に一度、地域で座禅会をしていて、4月にはその場でタッピングタッチの体験会も実施されました。タッピングタッチのゆったり、ゆるめるが座禅と共通していると思います。
・イメージしていたのと少し違いました。握手したり、ハグしたりと、もっとハードなものを想像していました。実際はとてもやさしいのですね。
・あたたかくなりました。

◇ 基本形のタッピングタッチでは
オンライン参加の方のうちお一人は、途中から息子さんが参加され、ペアで基本形を実施。 もうお一人は、ひとりでできる範囲で行い、「セルフタッピングとは違う感触があって新鮮だった」とのことでした。
・”ゆらぎながら”を忘れがちなので、オンラインでも画面越しにガイドや会場の方のタッピングタッチをする姿を見ながらできたのがよかったです。
・リズムを取ってもらいながらできたので、自然に動けました。
・タッピングタッチをしていると、姑のことをふと思い出しました。
・タッピングタッチが初めての方とペアになり、してもらいました。とても上手でびっくり!癒されました~。
・以前、息子にしてあげたときは「よくわからない」と言っていたのに、2~3時間後に「なんか気持ちよくなってきた」と言っていたのを思い出しました。

参加者の声からも、タッピングタッチのやさしさや余韻が伝わってきました。

◆ 今後について

久しぶりににぎやかな会となり、参加された皆さんの感想からも、土曜日開催の良さが感じられました。
このスタイルをしばらく続けていこうということになり、さっそく新しいチラシも作成。
地域のコミュニティセンターとも相談しながら、少しずつ広報も進めています。
次回以降の日程は、イベントカレンダーでご確認ください。
初めての方も、お久しぶりの方も、お待ちしています。

報告:井上志保美・遠藤さつき(認定インストラクター)

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