活動レポート(ブログ)

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継続の秘訣は?相手に寄り添い、自分に寄り添う

2023/07/18受講者の声

 パンデミックから1年経った2021年1月、感染拡大は続き、人々の不安やストレスが高い状況が続いていました。そんな時、かけがえのない自分を大切にする「セルフタッピングの会」が誕生しました。

 「そうだ!こんな時こそ自分を大切にケアするセルフタッピングだ!」とインストラクターの八木美智子さんが、毎晩オンラインで「セルフタッピングの会」をスタート。

正直、最初はどれだけ続くかわからなかったそうですが、1か月が経ち、参加者の心と体がとても元気になったのを感じ、次の1ヶ月、また次の1ヶ月と様子を見ながら毎晩開催して、なんと100回達成となりました。
 その後は週2回の頻度で継続し、2023年3月に200回達成お祝いの会を行いました。200回越えは、タッピングタッチ協会でも最高継続回数です。

 参加者からは、「心と体が元気になりました」「自分を大切にするようになりました」「自分や家族の変化が嬉しいです」「参加者同士で体験をシェアしあって楽しいです」などの声が届いています。
今回は「セルフタッピングの会」に参加してご自身の体調がよくなり、ご夫婦の関係も変化した方の素敵な体験記を紹介します。

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 私がタッピングタッチに出会ったのは2022年1月ごろ体調不良になり、顔がむくんでいるのにZoomの画面越しでも気づいたKさんから「セルフタッピングの会」に誘われたのがきっかけです。2月より仲間に入れてもらい、毎日参加して体調を取り戻しました。

 ケアタッピングも教えてもらい、さっそく4月から夫へのタッピングタッチを開始しました。続けていて嬉しかったことは、昨年8月に夫は3度目の腸閉塞で入院しましたが今までで1番早く回復したことと、今年6月胃がんの2年検診で異常なしで、半年に1度だった検診が1年後になりほっとしたことです。
 夫へのタッピングタッチは、欲が出てあれもこれもやってあげたくなりぎっしりやっていたら、夫から「そんなにやらなくてもいい」とダメ出しがありました。毎日5分間程度、肩甲骨に手を添えて温めて、二人の息を合わせてから、肩と腕をコアラの木登り、そのあと背中のソフトタッチ、もう一度肩甲骨に手を添えて、最後は肩から腕をよしよしとさすり、背中の上から下へよしよしを続けてきました。無理をしないで希望を聞き入れながらしたことが長続きしたと思います。夫は穏やかになり、毎日少しずつでも触れ合い、話をすることが増えました。何かあっても分かり合えるようになり、お互いを助けようとするようになりました。その前は必要な話しかしていなかったような気がします。
 夫への毎日5分のタッピングタッチを続けて2か月後、週2回燃えるごみを出しに行ってくれるようになりました。今までそんなことをする人じゃなかったのでびっくりしました。冬もごみ出しをしてくれるかどうかと見守っていましたが、今もずっと続いています。
もちろん私は、お茶と「ありがとう、お疲れ様、助かるー」の感謝の気持ちを添えています。
家にこもりがちだった夫は、朝その日の気温に合わせて着替えをして外の空気に触れ、近くの公園を回ってくるようになりました。夫も季節の移り替わりを楽しんでいるようです。最近では、私が手を添えていると癒されるようになりました。「できることがありがたい」と感謝しながらさせてもらっています。
今年1月初めには義母が亡くなりいろいろ大変なことがありました。無事終えられたのは、ほぼ毎日9か月間、夫とタッピングタッチで触れあい、いろいろな話ができるようになったおかげと思っています。
ある日、夫が「今日はやってあげるから」と言って私にタッピングタッチをしてくれました。本人が効果を実感してると感じ、とても嬉しかったです。

 この体験ができたのは、「セルフタッピングタッチの会」代表のインストラクターの八木美智子さんと会の仲間のおかげです。そしてタッピングタッチを生んでくれた中川一郎先生。みなさんのおかげです。ありがとうございます。これからも続けていきます。

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「セルフタッピングの会」は、300回達成目指して継続中です!!
詳細は、こちらのページのフレンドシッププログラムのリストをご覧ください。

 

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すべての人に活用できるケアタッピング

2023/06/13インストラクターより

 ケアタッピングという言葉から、どのような方が対象のケアだと想像されますか?病気療養中の方、介護が必要な方にしてあげるものと思う方が多いのではないでしょうか。もちろんそのような方たちにもすることができる方法です。でも、ケアが必要なのは私たちすべての人です。
多くの方が利用・活用しやすいように基礎講座C(ケアタッピング)も時代と共に進化しています。

 5月東京で基礎講座A・インストラクター研修Aの翌日に、基礎講座C・インストラクター研修Cが行われました。以前は和室で横になっての実習でしたが、今回はベッドに見立てた机の上に横になった方へのデモンストレーションと、机にうつ伏せになった形での実習でした。
和室で布団の生活スタイルから、病院はもちろんご自宅でもベッドを利用している方がほとんどになってきています。療養中、介護中の方へのケアはもちろん、「朝なかなか起き上がることができない家族や、夜寝付けない大きくなった子どもなどにもほどよい距離で寄り添いやすい。参考になりました。」と好評でした。

机を使ってのケアタッピングをする・してもらうの実習では、基礎講座Aで学ぶ基本型のタッピングタッチとの違いなどの感想を述べる方も多かったです。ケアタッピングを学ぶ、体験する基礎講座Cを多くの方に受講してほしいと思いました。また、横にならないので職場やリビングでもやりやすいなどの声もありました。

 午後のインストラクター研修は、さらに深い気づきを共有する場となりました。またインストラクターの個人としての体験や、講座・体験会での実践などで感じていることのシェア、確認したいことの質問に中川一郎さんから丁寧にレクチャーやフィードバックがあり、進化・成長するタッピングタッチについて、みんな学びを新たにしていました。「コロナ禍で始められなかったけれど活動を始めたい」「今後の活動に活かしていきたい」「協力・交流していこうね」とインストラクターの絆も深まりました。

 膝などが悪く和室での講座の受講が難しい方や、人前で横になることに抵抗がある方も気軽に参加できるスタイルの基礎講座Cでした。また温かく、やさしく、静かな場でした。
ぜひケアタッピングの経験が初めての方にも、インストラクターのみなさんにも受けてほしい講座・研修だと思います。

成長するタッピングタッチ

2023/06/13インストラクターより

 協会主催の基礎講座A・Cと、インストラクター研修A・Cが、5月東京で久しぶりに開催されました。

 「この3年間ずっと緊張していました。」「コロナ禍以降、初めて東京に出てきました。」「慣れない電車やバスに乗り緊張しています。」と講座の始まりは緊張度が高い方が多くいました。タッピングタッチのセルフケアの1つである『腕だけ散歩5ステップ』でゆっくりした呼吸をし、みんなで体を動かしたことで、その方達も緊張やストレスが和らぎました。(アセスメント用紙を使い、ケアの前と後の自分の状態を数値や言葉で把握しました。)
また、ペアでする基本のタッピングタッチをするのが3年ぶりという方がほとんどでした。相手の方の手の温かさを感じたり、タッピングタッチのリズムの心地よさ、誰かにしてもらう気持ちよさを皆さんあらためて感じていました。

ステイホームやソーシャルディスタンスを余儀なくされ、対面や基本のタッピングタッチをすることが叶わなかったこの3年間で、タッピングタッチのセルフケアが進化し活用する方も増えました。
(基礎講座Aを受講していなくても、基礎講座Bから受講することが可能となりました。オンラインなどでのセルフケア体験会も複数のフレンドシップで継続されています。)
「元々基礎講座Aで学ぶ基本形が好きでした。この3年間で、腕だけ散歩が5ステップになったり、ネコの足ふみバージョンが加わりセルフケアも好きになりました。そして今日、A講座を数年ぶりに再受講してタッピングタッチの相互ケアとセルフケア、それぞれの良さをあらためて体感しました。」と話す方もいました。

 講座・研修は学びの場だけでなく、交流の場でもありました。インストラクター認定直後にコロナ禍となり、活動ができなかった同期たちが近況や思いを共有し、今後の活力を得ていました。またインストラクター養成講座を受けた時期も年齢もまちまちの先輩後輩が、同じ県ということで親睦を深めていました。

 タッピングタッチは長年たくさんの人によって使われることにより、また社会の移り変わりとともに成長しています。基礎講座Aも本質は変わっていませんが、「癒し」という言葉や「気づき・マインドフルネス」のスライドなどが追加されています。(昨年出版された「<ふれる>で拓くケア タッピングタッチ」に進化・成長したことが詳しく書かれています。)すでに、インストラクター研修Aを受講済みのインストラクターさんもぜひ再受講をお勧めします。なにより対面でのふれあい・交流は格別です。

8月にはワークショップ形式の全国大会もあります。
現地で(オンラインで)素敵な時間・体験を共有しましょう♪

心のケア専門講座 オンライン 参加者の声

2020/10/08協会より

 6月6日開催された「心のケアオンライン専門講座」では、新型コロナウイルスによる社会のストレスや不安などをふまえ、タッピングタッチによる3つのセルフケアの方法を体験学習し、ストレスケアや対人援助での利用のあり方を学びました。今回の受講者は21名!!参加者の皆様の声をお届けします!

・3つのセルフケアを体験できて、「お腹いっぱい!」というくらいに充実した感じがしました。ありがとうございます。

・小グループに分かれて、話し合いをすることができたのが良かったです。 zoomで行うことにより、お互いケアすることはできませんでしたが、会場までの移動時間が省略でき、よかったと思います。一人でやるよりも、繋がり感があり、とてもよかった。2人~3人での話し合いもよかったが、できれば2人の方が良い。時間が短いので。福岡や北海道の方とも身近に感じられてよかった。

・オンラインにも関わらず、実習ができたことがすごくよかったと思いました。セルフタッピングでしたら、オンライン講座でも十分伝わる気がいたしました。今回、事例をうかがえた点がよかったので、できればケアタッピングやセルフタッピングのいろいろな事例や症例をもう少しうかがいたいと思います。 また、少人数で話をする場をつくってくださったことも、大変よかったと思います。もう少しこの時間が長くてもよいくらいだと思いました。 現場にも参加者がいらしたことも、よいアイデアだと思いました。

・今回の専門講座へは、セルフケアの仕方や、今だからこそ「タッピングタッチを活用して、先の見えないこの状況下にどう向き合っていくか」を今一度、専門職に関わる人達と繋がる中で確認したいと考え、参加させていただきました。
 一回目のタッピングタッチ後には、短時間だけど熟睡できた後のような、普段あまり得られない「脳がリフレッシュできた感覚、覚醒した感覚を得られました。午後の二回目の後は、更に疲労が出て来てだるくなり、終了後は溜まっていた疲れがどっと出て、久しぶりに良質な眠りを得られました。
 個人的なことですが、北海道は全国で最初の緊急事態宣言が今年2月から発令され、知らず知らずのうちに長引く緊張感や疲労、行動してアウトプットできないフラストレーションや不安というものを蓄積していたことにも、タッピングタッチ後のアセスメントを通して改めて気づくことができました。 こういう形で、離れていても全国の方と画面を通して対面でき、一人ではなかなか続かないセルフタッピングタッチを一体となってすることができ、非常に有意義な学びと癒しの時間になりました。
 タッピングタッチの海外での社会貢献活動にも、大変関心を持って拝見いたしました。私もいつかインストラクターになり、福祉や心理の場面で、まずは身近な場所からタッピングタッチを伝える活動ができたらと改めて思いました。ありがとうございました。

・事前にレジメも頂けるので不安はありませんでした。資料の共有で見易いですし、今回、一音さんの顔を見ながら講義が聞けた事と、一方通行で無い事に安心感がありました。触れあえない寂しさはありますが、遠くてなかなか参加出来ない研修にも参加可能となるので、たまにはオンライン研修もありかと思います。

オンラインではありますが、レクチャー(スライド、共有画面でのビデオ視聴)、実習、グループトークなどなど充実していて、しっかり参加することができました。大勢で集まることはまだできませんが、現場にインストラクターさんがおられて、一音さんとのリアルなやりとりも見ながら講座を受けることができたのも、よかった一因と思います。皆さまのお顔が見えたことがよかったと思います。

生活に取り入れていきたいと思いました。特に準備運動のところ、セルフタッピングもよかったです。お互いに不慣れなうちはいろいろなハプニングはありますが、それも経験値として、対面での講座が再開されるようになったあとで、遠隔地からも受講できたり、育児や介護で長時間家を開けることが難しい方でも受けられる形として、年に何回かはオンライン講座を残していただけると嬉しいなと思いました。

 タッピングタッチ協会では、4月よりオンライン講座(一般講座、インストラクター向け研修)を開催して参りました。その中で皆さんから頂いた感想を抜粋して掲載します。ぜひご覧ください。→ → →オンライン講座 感想

横浜で産業カウンセラー研修

2017/05/09受講者の声

横浜のインストラクター、中田利恵です。
こんにちは♪

震災後、何回もタッピングタッチ基礎講座にご参加下さった方からのご依頼で、3月26日に産業カウンセラー研修でのタッピングタッチ基礎講座Aをさせていただきました。
さすが心に寄り添うお仕事をされておられる方々、トントンとお相手にふれる手がとても優しかったです。

以下感想からです。

・心地よく途中で眠くなるほどリラックスできました。
・タッピングタッチを行う際も、リズムをとることで邪念から離れ、心が穏やかになるように思いました。周囲の人にも、さっそくやってあげたいと思いました。
・してもらって、大切にしてもらっているという感覚があり、優しい温かさを感じた。涙がでてきた。心が安らいだ。ひとりで耐えなくてもいいんだ、人に頼ってもいいんだという思いがわいた。
・血流が良くなり、汗が出てきました。眼精疲労、肩こりが良くなりました。してもらっても、しても、心地よかったです。
・久しぶりに手のぬくもりを感じました。終わった後に、自然な笑顔がこぼれました。
・頭のタッピングはこれまで経験したことのないような感覚でした。なんかじーんとしてしまいました。
・してもらって
一緒にいてくれている、自分のために大切な時間を注いでくれている、共に同じ時間を過ごしているという感覚がありました。身体的には、とても気持ちよく、特に背中辺りがあたたかくなった。ストレスがたまったりした時、背中の真ん中に穴があく感じがあるのだが、手を当ててもらうことで、楽になった。
して
自分の体、心が温かくなる。どの程度の強さか、少し不安に思ったが、始めると、楽にできることがわかった。
・緩和ケア病棟にいるかたなどは、どうしても「自分はこのまま一人で死んでゆくのか?」という思いにとらわれることがあると思います。タッピングタッチで感じられる「自分と共にいてくれる人がいる」ということが、患者さんの、残された時間を安らかにできるのでは?と感じました。

以上感想でした。

お手伝い下さった大森さん、村上さん、ありがとうございました。
中田さん、心強かったです。ありがとうございました。…
ご縁でつながって、種まきさせていただけることに幸せを感じています。
みなさんに感謝。