活動レポート(ブログ)

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「ふれる」と「さわる」の違いって? ―大好きを伝える、タッピングタッチのじかん

2025/07/10インストラクターより

赤ちゃんや小さな子がいると、イベントや講座に参加したりするのはなかなか大変ですよね。「タッピングタッチで家族のじかん」は、ご自宅から気軽に参加できる、無料のオンラインプログラムです。 前回の会には、赤ちゃん連れのご家族や、親子三世代でのご参加もありました。
「“ふれる”と“さわる”の違いってなんだろう?」というリピーターさんからの深い問いかけもあり、気づきとあたたかさにあふれた時間となりました。
その様子を、ぜひ下記のご報告でお読みください。

次回は7月20日(土)に開催です!
暑い夏の日も、ご自宅から🏠 初めての方も、リピーターの方もどうぞお気軽にご参加ください♪
詳細・お申込みはイベントカレンダーをご覧ください。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 2025年4月27日
ファシリテーター 近藤亜美、記録 中田利恵、事務局 中川祥子
東京・横浜・福島・静岡から13名の方がご参加くださいました。
小さな赤ちゃん連れや、親子三世代でのご参加もあり、やわらかな空気が会場に広がっていました。

🍀赤ちゃんも一緒に「腕だけ散歩」&自己紹介
はじめに、身体をほぐす「腕だけ散歩」をしたあと、ひとりひとりが自己紹介をしました。
・東京からはリピーターのKさん、初参加のご夫妻CさんとNさん。
・横浜からはインストラクターの村木さん、奥さまのMさん、娘さんとお孫さんのYくん、Eちゃん。
・福島からはインストラクターの鈴木さんのご紹介で、お母さんと5か月のSちゃん。
・静岡からはご夫婦と8か月のHちゃんのご家族が来てくださいました。

🍀「腕だけ散歩」感想&リピーターさんからの問い
「腕だけ散歩」のあとの感想では、赤ちゃんたちの反応を嬉しそうに語る声が印象的でした。
・静岡のご夫婦は、「赤ちゃんが揺れて嬉しそうだったので、私たちもとても嬉しくなりました」と笑顔で話されました。
・福島のお母さんも「ゆらゆらが気持ちよかったようで、赤ちゃんがとても喜んでいました」と赤ちゃんとの時間を振り返ってくださいました。
・東京のリピーターのKさんからは、「“ふれる”と“さわる”の違いって何だろう?」という深い問いも共有されました。

🍀紙芝居とタッピングタッチの説明
紙芝居『タッピングタッチの仲間たち』を楽しんだあと、祥子さんから、ふれ方の基本や種類、ポイントなど、タッピングタッチの基礎について丁寧な説明がありました。

🍀体験の様子と気づき・ご感想
いよいよ体験の時間。参加されている方が相互タッピングやセルフタッピングを、音楽とファシリテーターの亜美さんのリードで楽しみました。
・横浜の村木さんは奥さまのMさんにタッピングタッチをしました。
そのあと、Mさんが娘さんにトントン。そのそばでくつろいでいたお孫さん(娘さんのお子さん)のEちゃんが、ぐっすり眠ってしまいました。娘さんからは「Eちゃん、この雰囲気がとても気に入ったみたいで、自分からお部屋に入ってきて、自然と眠りました」と、やさしいエピソードが紹介されました。
村木さんは「今まで頭にタッピングするときは少し強かったかもしれません。今日教えてもらった“髪の毛が沈むくらい”のやさしさという表現が、とてもわかりやすかったです」と、気づきを語ってくださいました。
亜美さんも「やさしくふれることで、している側も癒されるような感覚があるんですよ」と、ふれあいのなかにある相互の癒しについて共有されました。
・静岡から参加されたご夫婦は、「初めてだったけど、心が穏やかになって、時間がゆっくり流れているように感じました。リラックスできました」と夫。妻も「娘と3人で参加できてとても良かったです。家でもできるようになりたいです」と話されました。

・初参加のCさんは「ホームページで見て、プリントアウトして自己流でやってみたことはありましたが、やっぱり実際に教えてもらうと全然違いますね。本当に来てよかったです」と満足そうな表情。ご主人のNさんも「ふれる強さがよくわかりました。参加してよかったです」と話されました。
・福島のお母さんYさんは、赤ちゃんがすやすやと眠ったタイミングだったので、ご自身にセルフタッピングをし、「自分の手がとてもあたたかく感じられました。赤ちゃんの寝かしつけのリズムとよく似ているなと思いました」と、シェアしてくれました。
・東京のKさんは、「2つあります。1つは偏頭痛が楽になったこと。もう1つは、あくび、涙、げっぷが出て、まるでデトックスされたようでした」と振り返られ、「そして、“さわる”と“ふれる”の間に、“ゆっくり、やさしく、ていねいに”というプロセスがあって、だからこそ“ふれる”になるんだと思いました」と、冒頭のご自身の問いへの深い洞察を言葉にしてくださいました。

🍀大好きを伝える
最後に、ファシリテーターであり助産師の亜美さんからメッセージがありました。
タッピングタッチをする時は、優しさも押しつけないんです。押しつけないけれど相手への思いやりと優しさをもってやることが大事なんですね。子どもに対して「大好きだよ」の気持ちで、大切にふれることをしていると、子どもに自然に愛が伝わっていきます。大好きだよと伝わるかどうかが、“ふれる“と“さわる“の違いかもしれません。

🍀体験会後のアンケートと基礎講座のご案内
体験会後のアンケートでは、「リアルでも体験してみたい」「対面でしっかり教わりたい」といった声も多く寄せられました。オンラインでタッピングタッチの「ゆっくり、やさしく、ていねいに」を体験されたみなさん、実際にインストラクターや参加者と直接ふれあいながら、もっと深く学びたいという気持ちが高まったようです。
祥子さんからは、中川一郎さんの著書『ふれるで拓くタッピングタッチ』をご紹介いただき、「タッチの強さや相互ケアのやりとりは、やっぱり対面でこそ伝わるものがあります。ぜひ基礎講座にもご参加くださいね」とリアル講座へのおすすめの言葉もありました。

次回は7月20日(土)に開催です!ご参加お待ちしています。

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小学校授業で使えるTTパワーポイント完成!

2025/03/28インストラクターより

活動状況の報告「学校で使えるTTプログラムを考える会」
2025年3月28日

2021年の5月からスタートしたこの会も5年目に近づき、3月で41回目の開催になりました。

この会では教育現場に、子どもと家族のために、なんとかタッピングタッチを導入できないかと、学校現場、教育に関わるインストラクターが毎月集い、導入方法を考えてきています。

スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)は教職員と共に、児童生徒に関わり相談援助をし、保護者、教職員に対しては、相談はもとより研修などもする機会があります。しかしタッピングタッチを紹介し、継続的に活用してもらうのはなかなか難しいのが現実です。

参加メンバーは、毎月自分の実践報告や思いを共有し、具体的にTTを導入するための学習指導案を作ったり、授業の内容を考えたり、その授業で使うパワポを作り、子ども向けのTTイラストや子ども向けの説明やインストラクションを考えたりと、結構細かな意見交換と作業を継続してきました。

タッピングタッチ全国大会でも報告してきていますが、2022年の日本心理臨床学会での自主シンポジウムでも途中経過を発表し、オンラインで満員御礼(100人)の参加がありました。今年の9月27日(土)には、日本心理臨床学会の自主シンポジウムで発表の予定です。

さて昨年末、ついに3時限に渡る小学5,6年生向けの授業で使えるパワポが完成しました。
1月には、メンバーの一人がSCとして小学校4年生の4クラスに、それぞれ1時限(45分)づつをもらってタッピングタッチの基本形を紹介することになったので、完成したパワポをベースに準備してこられた内容をみんなで確認しました。

そのメンバーが学校で授業時間を確保できた背景には、教職員との信頼関係が築かれたことが大きいと思います。日頃のSCとしての働きが認められていたということですね。またその時間を確保できる学校のタイミングと姿勢に合致したのだと思います。でもなにより、タッピングタッチを学校現場にという熱い思いが、先生方に伝わったのでしょう。

授業時間が45分と短縮されており、小学4年生という対象なので、授業の中身や流れを柔軟に変更したり、話し過ぎないよう、またパワポも文字が多すぎないようになど、メンバーから沢山のフィードバックがありました。

2月には、無事に4つのクラスでTTを紹介できた様子の報告があり、みんなからのフィードバックがとても役立ったいうことでした。

参加メンバーに限らず、学校・教育に関わるチャンスを得たインストラクターさんにも、ぜひこうやって開発したパワポや資料を使ってみてもらえたらと思います。活用してみて初めて見えてくる課題や変更点があると思うので、多くの方に使ってもらい、この会で共有して、より良いものにして行きたいと思います。

2月27日(木)には、参加が決定した自主シンポの流れや内容を確認して、それぞれの役割を検討しました。教育現場は年度変わりで忙しく参加は少なめでしたが、そんな現場で児童生徒に日々奮闘するSCや教員になんとかTTに興味を持ってもらい、実際使ってもらえるようにと思います。

乳児期からスマホであやされる子育て環境、そして就学すると一人一台のタブレット教育になってきていますが、タッピングタッチを教育現場に導入することで、リアルな人と人との関係の中で子どもを慈しみ育てることの重大さが失われないように、「ゆっくり、やさしく、ていねいに」ケアし合うことを伝えていきたいです。

中川祥子(SSW、協会事務局長)

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子ども食堂でタッピングタッチ体験会

2025/02/25インストラクターより

昨年12月にインストラクターになった富山県の平澤さんから、体験会の報告が届きました。タッピングタッチは、お年寄りと子ども達との懸け橋にもなってくれたそうです🌈
タッピングタッチの輪が広がり、次回は社会福祉協議会の依頼で体験会を開催するそうです。

みなさんの地域でもタッピングタッチ体験会を開催しませんか?
全国の認定インストラクターリストから直接地元のインストラクターに依頼もできますし、タッピング協会事務局の方でアレンジもできます。お気軽にお問い合わせください。

全国の認定インストラクターリストー>https://www.tappingtouch.org/ttinstructor/
タッピングタッチ協会へのお問合せー>https://www.tappingtouch.org/?page_id=115

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2月3日月曜日(学校代休日)に、老人福祉施設で行なわれる子ども食堂で体験会をしました。
参加者:小学5年生と6年生 11人、デイサービスに通うお年寄り 11人、子ども食堂メンバー 8人、小学校教師 5人、施設職員、包括支援センター職員など。
総勢約40人で、思っていたより大勢の人でとても緊張しました。
 
タッピングタッチのセルフケアをした後、お年寄りと子どもがペアになって自己紹介をし、基本形をしました。セルフタッピングタッチでは半身麻痺の方も片手でトントンされ、体の不自由な方でも一緒にできることを実感しました。
基本形では、背中をトントンできるように、椅子を横向きにして座ってもらいます。でも、お年寄りたちは、肘つき椅子でないと体が不安定になるので
横向きにはなれないとのこと、また車椅子の方も2人いらっしゃいました。1月の「種まきの集い」で、中川一郎(一音)さんから「車椅子でも背中に少し隙間を作ってもらうと、できますよ」と教えていただいたので、「どうしよう・・」と、慌てることなく始められました.
 
子ども達ははじめ、普段接することのないお年寄りに、近寄りがたく戸惑った様子でしたが、お互いに自己紹介したり、タッチの速さを知るのに童謡「ウサギとカメ」を歌ったり、「強くないですか?」「頭をやっていいですか?」と声をかけ、笑顔で、とてもやさしくていねいにタッピングしてくれました。お年寄り達は、何が始まるのかと不安げな方もいましたが、タッピングタッチをしてもらい、子どもと話すうちに、だんだん生き生きした顔つきになるのがわかりました。

時間の都合もあって交代することはできませんでしたが、「してもらう方、する方、両方にケアの効果がありますよ」と伝えるとお互いに「ありがとう」「ありがとう」と声をかけ合い、とてもよい笑顔と和んだ雰囲気で終わることができました。子ども達の顔に、達成感も感じました。

感想では、「暖かくなった」「ほっこりした」「気持ちいい」など嬉しい声が聞かれました。また、施設の方から「触れ合うケアを初めて知りました。タッピングタッチのことを他の施設にも話します」と言ってくださいました。今後につながることを願っています。
その後、とっても美味しいハヤシライスを全員でいただきました🍛
やっと一歩踏み出した、ひよっこのインストラクターです。これからも地域で根付くように、タッピングタッチの種まきして行きたいと思います。🐥
 
富山県インストラクター 平澤佳美

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TTで家族のじかん 94歳の姉にタッピングタッチ

2024/10/03インストラクターより

毎月最終日曜日に開催されている「タッピングタッチで家族のじかん」は、子育て中の家族はもちろん、ご夫婦でタッピングタッチをやりたい方や、年老いた親御さんにしてあげたい方も大歓迎です。8月には、94歳のお姉さんにタッピングタッチをした方もご参加でしたよ。
赤ちゃんから、高齢の方まで安心してできるタッピングタッチ。あなたの家族のじかんにも取り入れてみませんか?
家族のじかんが減っているよ(泣)という方も、タッピングタッチを活用してみませんか?

次回の「タッピングタッチで家族のじかん」は、10月27日(日)です。
詳細・お申込みはイベントカレンダーよりー>https://www.tappingtouch.org/?page_id=59

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「タッピングタッチで家族のじかん」 8月の報告
ファシリテーター 近藤亜美、記録 中田利恵、事務局 中川祥子

今月は、3名のご参加でした。以前にオンラインでのセルフケアプログラムに参加されたMoさんとインストラクターを目指して学んでおられるYさんとMiさんです。
まず、腕だけ散歩5ステップをしてから、自己紹介を行いました。
Yさんは、「7月からのインストラクター養成講座で学び、今は実践をしているところです。94歳の姉にタッピングタッチをしたら、まず『優しいね』とひとこと。そして『亡くなった姉妹にしてあげられたらよかったね』と言われました」と話されました。
Miさんは「タッピングタッチのよさは、わかっているけれど、自分の日常生活に取り入れられていないです。臨床心理士、スクールカウンセラー、子育て支援などの場で、タッピングタッチを役立てていきたいです」とのことでした。
Moさんは「子どもが不登校だった時に、タッピングタッチを担任の先生に教えていただきました。現在、子どもは大学生になりましたが、緊張がつよいです」と話されました。

そこで、私(中田利恵)から「私の娘も不登校の時期が長くあり、通学途中に体調が悪くなって救急車で運ばれたこともありました。家にいる時にはタッピングタッチをするようにして、それで特に喜ぶということもなかったけれど、自然に胸のうちを話してくれるようになりました。タッピングタッチをしたら急に登校できるわけではなかったし、そもそも私は“特効薬”を信じていないので。でも、じわじわとやさしく温かいものを確実に母娘の中に育む手伝いを、タッピングタッチがしてくれたと感じています。娘は今では3人の子どもの母親になって、元気にやっています」とお話しました。
聞いていたMoさんは、優しく励まされていたようで涙しておられました。
祥子さんが「特効薬でなく、じんわりと役立つこと、がいいですよね」と言われました。

次に、亜美さんが「タッピングタッチ」の紙芝居を読みました。
東京のインストラクター、本多映子さんがお話をつくり、お友達の小西一未さんが絵を描いてくださった紙芝居です。本多さんはこの絵をぬりえにして、大人が話しているとき、子どもがぬりえで待てるように工夫したり、スタッフが頭にゾウやコアラの絵をつけるなどキャラクターを上手に利用しているそうです。
Miさんから「子どもに伝えたい時に使えそう」との感想をいただきました。

最後にセルフケアのネコの足ふみバージョンをしました。
Moさんが「手の形はどんなかな、とよく分からないままやっていたけれど、セルフでもこんなに気持ちがいいんだなと実感できました」とおっしゃられたので、「正中線をはさんで左右交互にゆったりとふれていけば大丈夫ですよ」とお伝えしました。

毎月開催しています。どうぞお気軽にご参加ください。

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2学期が始まるのがつらいお子様、家族、支援したい皆様へ

2024/08/20インストラクターより

「宿題、やったの?!」「夏休みの宿題、おわったの?」
子どもたちが言われたくない、嫌いな言葉ですね。
夏休みの宿題が終わらず、2学期が始まるのが憂うつになる子も多いです。

1学期に学校であった嫌なことを思い出す子もいます。久しぶりに行く学校での友人関係、クラスの雰囲気が不安になる子もいます。
これは日本全国の問題となっていて、文部科学大臣からのお手紙が発表されていたり、
「#8月31日の夜に。(生きるのがつらい10代のあなたへ)」というプロジェクトが行われ、メッセージをまとめた本も出版されていたりします。

もやもやとした不安を言葉にするのは、難しいですね。
言葉にできたとしても、それを表に出して親に伝えることができる子ばかりではありません。
親も、どのように声かけをしていいかわからない、子どもに寄り添う方法がわからないという方も多いと思います。

そんなときは、タッピングタッチをしませんか?
自然と寄り添うができます。言葉にしなくても指先から、愛が伝わります。
8月25日、無料オンライン体験会「タッピングタッチで家族のじかん」にぜひご参加ください!
対象は、親子で参加の方が優先ですが、お孫さんと、大人同士で、おひとりでの参加も大歓迎です。
助産師の近藤亜美さん、子育て・孫育てのベテランの中田利恵さん、スクールソーシャルワーカーの事務局長中川祥子がサポートします。
詳細・申し込みはイベントカレンダーをご覧ください。毎月月末日曜日に開催しています。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 6月の報告
ファシリテーター 近藤亜美、記録 中田利恵、事務局 中川祥子

2家族の親子と、会員さん1名、インストラクター2名の計8名が参加しました。今回は以下の順番で行いました。①腕だけ散歩5ステップ ②紙芝居『タッピングタッチのなかまたち』 ③親子同士でタッピングタッチ(一人で参加の方はセルフタッピング) ④休憩の後、親子でのタッピングタッチ体験会の写真を見ていただき ⑤最後はネコの足ふみバージョンでセルフケアをしました。

腕だけ散歩5ステップが始まると、2回目の参加のNさんの二人の息子さんは元気よく跳ねたり動いたりしました。亜美さんから「子どもさんは自由に動いてみていいんですよ。がんばりすぎず、リラックスしながらしましょう」との声かけがあり、子どもと参加のNさんもOさんも安心したようでした。

紙芝居を見た後、簡単に自己紹介をしました。
「家族のじかん」に2回目の参加のNさんは、前回同様1年生のRくん、4才のDくんと参加されました。そして今回Nさんは、静岡で活動する「小さく生まれたベビーと家族の支援団体ポコアポコ」で出会ったOさんとHくん親子を誘ってくれました。
会員のTさんは
子育て支援に関わっていて、以前「2週間セルフケアプログラム」に参加されたそうです。インストラクターは東京都の植野さんと山口県の富田さんでした。

子ども達はそれぞれお母さんの膝に座り、タッピングタッチを始めました。タッピングタッチの音楽が始まるとすぐにRくんが「トントンして」と言ったのが印象的でした。ガイドに合わせて、お母さんたちはお子さんにふれました。少しするとRくんは、お母さんの背中にまわってやってあげているようでした。やがていつの間にか弟のDくんがお母さんのお膝にいて、タッピングタッチされていました。
1人で参加の方はセルフタッピングを静かに続けました。

亜美さんから、「子どもの頭にふれる時は子どもの頭は繊細なので、その前に十分にふれ合って信頼感をしっかり作ってからの方がよいですよ」とのお話しがあり、「ふれ方は地肌につかないほどの優しさで、そっとふれるように気をつけてね」とポイントの説明がありました。

「家族のじかん」の良いところは、画面の中で受けている子どもの顔が見られることです。背中にふれながら、大人は受けている子どもが、どんな表情をしているのか見て欲しいです。大人が思っているよりずっと子どもは感じていますよ。穏やかな表情で嬉しそうです。子どもはすぐに飽きて動き出しますが、ほんの少しの時間でもかまわないのです。「お母さんは、こんなに自分を大事にしてくれる。自分を大好きなんだな。」と“わずかな時間のふれあいを重ねること”で、子どもは感じとることができます。それを大事にして欲しいです。というお話もありました。

Nさんからは「途中で代わった下の子がだんだん体をあずけてくる感じになって、リラックスしてるんだなと分かりました」。Oさんからは「これから家族時間の中で、タッピングタッチでのふれあいをしていきたいです」と感想がありました。

会員のTさんが「自分にも、相手にも、ゆっくりやさしくていねいにと、ぶれないあたたかさが心地よかったです」と言われました。

亜美さんが親子でのタッピングタッチ体験会の実践の写真を見せながら、体験会運営のポイントを話してくれました。
インストラクターの富田さんは、「無理しなくていい。小さな子は歩きまわって当たり前。集中できなくたっていい。一瞬のふれあいでも子どもに届くものがあると伝えたら、安心してもらえそうです。参考になりました」と話されました。
インストラクターの植野さんは、「コロナ禍以降、タッピングタッチ親子講座をやめてしまっていましたが、今日の体験からやはり、ふれあいは大切と実感したので、再開したいです」と話されました。

子どもたちはそれぞれ遊びだしていたので、最後は大人だけで、タッピングタッチのセルフケア「ネコの足ふみバージョン」をしました。

次回は、8月25日です。どうぞご参加ください。

 

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