活動レポート(ブログ)

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子どもの傍らにいるおとなへのねぎらい

2024/11/05インストラクターより

教職員健康講座でタッピングタッチ体験会を行ったインストラクター白鳥志保さんから、報告が届きました。ぜひ、お読みください。

あなたの職場でも、タッピングタッチを研修に取り入れませんか?
講座の依頼の仕方はこちらですー>https://www.tappingtouch.org/?page_id=65
お気軽にお問合せください。

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静岡県内の特別支援学校から、職場の健康づくり支援事業の講師依頼をいただき、タッピングタッチを紹介させていただきました。
普段は毎日、目の前の子どもたちに全力で関わっていらっしゃる先生方に、ほんの少しでもゆったりとしたやさしい時間を過ごしていただき、心のゆとりとなればと願ってのことでした。放課後の貴重なお時間をいただき、穏やかで和やかな雰囲気の中、心地よいひとときを過ごさせていただきました。

参加された先生方から、たくさんの感想をいただきました。一部をシェアさせていただきます。
・タッピングタッチ前後で、こんなに変化があるとは驚きました!
心地よく、安心して何度も寝そうになりました。生徒や我が子、家族にもしてあげたいと思いました。
・手を当てられるだけで、体がぽかぽかして、ゆったりとした気持ちになれました。
やるときも、ゆったりやることで自分もリラックスすることができました。寝つきが悪いことが多く、いつもイライラしているので、ぜひ寝る前にやってみたいと思いました。あっという間の時間で、とてもリラックスできました。
・人の手のすごさを感じました。やる側のときも、リラックスできるし、やってもらってもすごぉく気持ちが良くて、無になれました。リズムが心地よかったです。早速、家庭でも職場でも試してみたいと思いました。
・手のすごさを感じました。手を通してやってくれている人の温かさ(体温・心情)、愛情のようなものを感じ、幸せな時間となりました。イライラしている子どもが帰省したら、やってあげたいと思いました。小さい頃から、やさしく手でふれてあげると、自己肯定感が高まるのではないかと思いました。やっている方も楽しかったです。
・ふれているだけで、あたたかさをとても感じました。気持ちが良かったです。ふれてもらいながら、最初はいろいろなことを考えていましたが、最後はすっきりとして落ち着きました。ふれ方も好みがあるんだなと思いました。授業で生徒ともやってみたいと思いました。
・痛みがあったことに、タッチしていく中で自覚することができました。タッピングしていくことでとてもリラックスした気持ちになりました。
・ふれてもらっている手のあたたかさが心地良かったです。タッチのリズミカルな感じで、だんだん落ち着いていくような気がしました。嫌なことを忘れていられました。
・トントンしていたら右腕が痛くなってしまったので、どこかに力が入っているのだと思います。(座る)距離など難しかったです。もっと力を抜いてやりたいです。ストレスが減りました。すごい!!
・このような時間は大切ですね。不思議とストレスがなくなるということを実感しました。家族や生徒さんにやってあげたいと思いました。
・人の手の温かさを感じることが、自分の心を穏やかにし、落ち着いてくることがわかりました。明日から担当する生徒と一緒にやってみたいです。新たなことを知ることができて、うれしいです。
・思っているより、やさしく弱いタッチでいいんだと、実際に受けてみて思いました。受けている最中に心が解放されるような感覚になりました。もっと早く知りたかったです。認定インストラクターの先生のタッピングタッチも受けてみたいです。いつも以上に、今夜ぐっすり眠れそうです。寝るのが楽しみです。
・不思議と、やる前にあった心のドキドキ感がほとんど消え去り、深く呼吸ができているように感じます。不安を抱えて眠れない人、悩んでいる友達にタッピングタッチをやってあげたいなと思いました。素敵な体験をさせてもらい、すごく良かったです。

 終わったあとに、「また講座を受けたい」「インストラクターになって他の人にも伝えていきたい」という方も、いらっしゃいました。インストラクターとしてタッピングタッチの種をまきながら、 こういった、たくさんの素敵な感想や感謝の言葉も伝えていただき、タッピングタッチのすばらしさに、あらためて気づかされます。 タッピングタッチに出会えたこと、仲間であるインストラクターさんたちに出会えたことに、心から感謝しています。

インストラクター 白鳥志保

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すべての人に使ってもらいたい

2022/12/08インストラクターより

タッピングタッチの良さを体感し、それを他の人にも伝えたい!!
と思ってくれる若者や子どもたちがじわじわと増えてきています。

今年の夏休みの自由研究にタッピングタッチを選んだ小学5年生の女の子がいます。
彼女のお母さんはタッピングタッチのインストラクターで、コロナ禍の前からタッピングタッチを使っていましたが、コロナ禍でオンラインのタッピングタッチ企画が始まると、親子で頻繁に参加してくれるようになりました。

そしてコロナ禍3年目、彼女の中の「タッピングタッチの種」が芽吹きはじめたようです。夏に向けてぐんぐんと葉をつけて、素敵なひまわりの花が咲くように、すばらしいことが8月に起こりました。

何が起きたのでしょうか?どうぞお母さんから報告をお読みください。

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小学校5年生の娘が、「今年の夏休みの自由研究は、タッピングタッチにしようかな」と言いました。

私と娘がタッピングタッチに出会ったのは、娘が幼稚園のときでした。
親子とも睡眠状態がよくなかったので、夜寝る前にタッピングタッチをし合いっこしていました。 私がインストラクター認定試験のために準備していると5歳の娘も自然と覚え、お友達に教えていました。

小学校に入ると娘の生活は充実し(忙しく)、夜もすぐ眠りにつくようになりました。私もタッピングタッチは子育て支援施設など外で使うものとなり、親子でのタッピングタッチはない生活となりました。

「家でのタッピングタッチがない生活になっているんですけど」と先輩インストラクターに相談したことがありました。「ケアの方法を知っている。自分たち親子を助けてくれる方法があることを知っている。それでいいのかもね。必要な時がきたら、また使えるね。」 とおしゃってくださいました。

そして、タッピングタッチが必要なときがやってきました。
年度末まであと3週間、娘の今のクラスで最後のまとめ、新しい学年への準備をクラス一丸で行なっていた2020年3月、突然の全国一斉臨時休校です。

「学校楽しい!学校大好き」の娘が突然自宅待機です。お友達と遊ぶことも禁じられています。春休みなら嬉しいけれど、いつ学校に行けるかわからない。未知のウィルス・感染症、大人たちの動揺は子どもたちにも伝播します。子どもたちは何が起こっているのかわからないし、自分たちの気持ちを表現することも難しい。

子どもたちが気持ちを表していても、あの時期の大人たちは受け止めることができたでしょうか?まずは、私が私を取り戻すこと。親子一緒にできる方法を、私たちは知っている。身につけている。人との距離を取ることが推奨(絶対と)される中で、親子ならできることがある。

私たちは、親子でタッピングタッチをしました。スマホの画面越しに、お友達親子ともタッピングタッチをしました。

休校は解除になっても、コロナによる様々な影響のためか、年齢が上がったためか、娘の友達の中にも学校に通えない子が出てきました。行きたい気持ちがあるのに学校に行けない子のために、娘はクラスのお友達と相談し、いろいろ働きかけていました。

そんな中、協会主催の「家族のためのオンライン講座」にも親子で参加させていただきました。そのとき、一音さんが、「子どもも自分で自分をケアする方法を身につけておくことが大切」とおしゃっていました。そのときまだ小学校3年生だった娘にどう届いたかはわかりません。

でも、毎月の「タッピングタッチの集い」に自主的に参加し続け、コロナから約2年経ち学校も通常になってきた4年生後半、「私、タッピングタッチについてもっと学びたい」「インストラクターになって、友達に教えたい」と言うようになりました。

子ども向けの講座はなく、どうしたものかと思っていましたら、小学5年生になった娘は、自分でタッピングタッチについて調べ、セルフケアを3週間実践し、毎日の記録をつけました。

また、開発者である一音さん、事務局長でソーシャルワーカーである祥子さん、そして全国で活動されているインストラクターの方々にインタビューをさせていただきました。

調べたこと、実践しての自分の変化、インタビューしてわかったこと、小学5年生の娘の考えやタッピングタッチでできる貢献についてまとめました。一音さんのインタビューにもある通り、すべての子ども、すべての大人に活用してもらいたい。親子でその一端を担えたら幸いです。

いつも、私たち親子とタッピングタッチをしてくださる皆様、本当にありがとうございます。貴重なお時間をいただき、温かいお気持ちとわかりやすい言葉でインタビューに応じてくださった一音さん、祥子さん、インストラクターの皆様、本当にありがとうございました。

これらのお言葉を、娘の小学校の夏休みの研究に留めておくのはもったいなく、多くの方にお伝えしたいと思います。

一音さん、祥子さん、共有・発表する機会を設けてくださりありがとうございます。

認定インストラクター 吉田朋佳(千葉県)

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自由研究は、タブレットを使ってパワーポイントにまとめられています。小学5年生の彼女が一人で考えて作ったものです。11月の月例のタッピングタッチの集いでは、このパワポを見せながら、しっかりと発表もしてくれました。

最後のまとめでは、タッピングタッチ開発者の思いが、しっかりと受け止められていて、聞いていて感動の涙が出ました。子どもの純粋な感性は、私たち社会の宝物です。その感性が失われないように、しっかりと育んでいくのが私たち大人の役割だと、改めて思います。

そのパワポをシェアしますね。是非覗いてみてください。すべての人に使ってもらいたい

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高3に腕だけ散歩が大好評!

2022/10/27インストラクターより

【高校3年生にシェアしました】
 
10/17(月)に学校支援心理アドバイザーとして勤務している高校で、三年生を対象にした「レジリエンス講座」をさせていただきました。こころとからだのつながりをテーマにした5つのワークを紹介し、その中で、腕だけ散歩とセルフタッピングをシェアさせていただきました。
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生徒さんの大多数が大学進学を目標にしている高校で、三年生約280名を対象とした講座でした。今月10月の週末は、ほぼ毎週のように入試に向けての模試が入っているそうで、先生方からは、保健室の利用者も増えてきている、ストレスを抱えている生徒が増えてきた、というご相談もあり、「レジリエンス講座をお願いします」という依頼をいただいてのことでした。

生徒のみなさんは、それぞれの目標に向かって頑張られているようですが、なにより、『自分のこころとからだの声を聴くこと観ること』をしてみてもらいたいなと思い、体験ワーク中心の内容で、緊張⇔弛緩について学びながら、ほっとするひとときや、ゆったりした時間を過ごしてもらい、最後に自分の軸(自体軸)を感じる動作法で終えるような流れにしました。

広い体育館で行ったワークの中では、 腕だけ散歩とセルフタッピングを体験してもらいました。
体育館に集まったときの生徒さんたちの表情は疲労感でいっぱいで、かなり心配になりましたが、ワークがすすむにつれて笑顔が観られてとても楽しそうにされていました。

腕だけ散歩がかなり盛り上がりました(^^)

沢山の『ひとこと感想』を書いてもらったのですが、腕だけ散歩のことが沢山ありました。
腕だけ散歩はシンプルな動きですが「すごく楽しかった!」「意外とおもしろかった!」「いつでもできそう」「色々な機会にやってみたい!」「行き詰まり感がとれそう」「勉強の合間にぴったり」などなど。大勢が心から楽しんだ様子が「ひとこと」の中に溢れていました。そして、毎日家でもやれそうとか、勉強の合間に、疲れた時になど、すぐに使える!と思ってくれたのも嬉しかったです。

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学校内でできることはまだまだ小さいなと感じていましたが、
こういった機会を時々いただけたり、日々出会う児童・生徒から受け取らせていただくことはほんとうにかけがえのないものです。
「勉強したかったらしてもいいけど、しなくてもけっこうこの世の中大丈夫なんだぞ~~~~」😊って、次は声を大にして言ってみたいです。

認定インストラクター 白鳥志保

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日本心理臨床学会で自主シンポ

2022/06/02インストラクターより

この会は昨年の5月にスタートし、教育に関わる認定インストラクターが一年間、毎月集まってきました。教員、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとして学校現場に身を置く中で、子どもたちの困り感を肌身で感じ、よりよい支援の方法としてタッピングタッチを現場に導入する方法を探って来ました。

スクールカウンセラーが使える研修プログラム、教育委員会や管理職にアピールする指導案、そして実際教師に使ってもらえる授業案など、色々な話を積み重ねてきています。

今年は一音さんからの提案を受けて、この会の活動を9月11日(日)に日本心理臨床学会でオンライン自主シンポジウム(下記予定)という場を設けて発表することに。多くの臨床心理士さんたちにアピールできる場ですので、楽しみです。

2022年9月11日(日)10:00~11:00 (予定)
タイトル「タッピングタッチを用いた心理教育・心の授業 ~学校における子どもたちの心身のケアとクラスの関係作り~」
企画・司会・指定討論者:中川一郎
話題提供者:角田圭子・伊藤美知代・藤瀬典子・富田寛・石田有紀・中川祥子

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さて、5月の会は5月26日(木)20:00~21:30に、開催されました。以下、報告です。

【参加者】7名
【近況報告】
・対面での研修会や、2年ぶりに対面でのタッピングタッチの会などができるようになった。
・勤務校では、運動会はやったもののコロナ患者がまだまだ収まらず、教員のやりくりが大変。
・学校でタッピングタッチを行った。眠れないといっていた子がリラックスできたといった。
・教委指導主幹や校長先生ににタッピングタッチの指導案を手渡した。
・年末年始、年度末と非常に忙しかった。クラスの障害のある子がタッピングタッチに興味をもってくれている。

【5ステップ腕だけ散歩】Iさんのガイドで(すご~くよかったです)

【学級活動の指導案の様式について検討】
 ・I.Mさんより今回の指導案について
   ⓵特別活動の学級会活動指導案にした。
   ⓶授業を3時間扱いとし、「腕だけ散歩」を導入。
   ③今後学級活動の指導案を書くときに必要な項目を挙げた。枠として使ってほしい。
   ④<児童の実態>は、学校・学級に即した記述に変更するほうが望ましい。
   ⑤今回の<児童の実態>は、SCから見た発達的な視点のものになっている。
   ⑥1.5時間+1.5時間がよいと思うが可能か → 担任との話し合い等で可能
 ・今回の指導案は3時間扱いであること、腕だけ散歩が入っていることがよい。3時間扱いで1週間に1回の授業とすれば、その合間に担任からの「やってみた?」「やってみようか」などの働きかけを行うことができる。また教師と児童のコミュニケーションツールとして使うこともできる。
 ・SCだけでこの授業を行うのはむずかしい。
      → 担任との話し合いのもとでT1,T2と役割分担をして行う。
      → パワーポイントを使ってもっと細かいシナリオがあるとやりやすい。そうすると同じ授業が多くできる。
 ・指導案は、教育委員会などに対して提案をしていくときに使ってはどうか。
 ・提案:今回の指導案をもとにパワーポイントの原案を作り、それ にリフをつける。
 ・日心臨学会でのシンポジウムでは、この活動の取り組みを発表しては、どうか。シンポジウム後のことも考えておく必要がある。
 ・SCの研修会や教員の研修会で多くの人にタッピングタッチを知ってもらっておく必要がある。

※ 次回:6月23日(木)20:00~21:30 学校で使うTTに興味のある認定インストラクターが参加可能です。

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1学期が終わって、ようやく脱力してます

2021/07/24協会より

第3回学校におけるTTプログラムを考える会
2021年7月22日(木)19:30~21:30
参加者 6人

ちょうど学校がお休みに入ったタイミングで、忙しかった日々からようやく「は~っ、やっと終わってだつりょく~って感じですう」で始まりました。

 内容としては、一言近況報告のあと、「5ステップ腕だけ散歩」でほっこりしてから、学校現場におけるTTの活用や紹介の工夫の色々を紹介・共有することが続きました。以下は、話しに出た一部です。

① バタフライ・ハグについて(イグナシオ・ジャレーロ1998年考案)トラウマケアの方法のひとつ。
② アナMゴメス作の紙芝居「しんじゅがい とチョウチョのおはなし」が、コロナウィルス禍の子どもたちの助けにと、EMDRとマインドフルネスの手法を取り入れたお話しになっています。
③ インストラクターの杉山百合俊さんが、以前報告してくれていた小学生向けに心の授業で活用されていた方法で、TTの前後にボディイメージに色を入れて自分の状態の変化を見る方法を共有しました。身体イメージ彩色図法
④ 保健室で実施するTTの実践例(高学年男子でもクールダウンに有効、母との関係で悩んでいる女子の話を聞きながら、腹痛を訴える児童になど)が紹介されました。
⑤ たとえば、朝読時間のように短くて簡易にする感じでTTを実施できたらいいのではという案も。
⑥ 興味を持ってくれた担任のサポートで入りながらクラスで使ってもらう。授業としてするには、ちゃんと理解し身につけてから、と思うのが教師。反対に、個別に使うのは使い易いかも。
⑦ 養護部会、保健部会からの講座要請は協会にも過去かなりあり、受講の評価もかなり高い。
⑧ 「顔の表情5段階」や、「2次元のこころのダイアグラム」とかも使えるかも。

タッピングタッチもまた、日々大きくなってきているこどもたちのストレスや課題を軽減する助けとして、学校現場や教育関係機関で手軽に使えるようになればと思います。

そのためには、45分でできるプログラム(パワポ)を作って、インストラクターか、TTをよく知る教師やSCが実施できるものがやっぱり必要かな、という意見がでました。

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