活動レポート(ブログ)

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病院での継続的な活用について

2018/11/15インストラクターより

 今年の8月に山口県に住むタッピングタッチ認定インストラクターの2人が、三重大学医学部附属病院の中にある「リボンズハウス」で定期的に開催されている「タッピングタッチ」プログラムを見学しました。

「リボンズハウス」は、がん患者さんの治療と生活をつなぐことを目的に、がんに関するさまざまな情報を提供されていて、がんに関する冊子や書籍を揃え、書籍は貸出も可能。がん患者さん向けの勉強会や交流会、がん相談会、リラックスヨガ、アロマハンドトリートメント等各種イベントも開催されています。

「タッピングタッチ」プログラムは、臨床心理士として病院で働いている中西健二さん(認定インストラクター)がタッピングタッチ開発者の中川一郎氏を講師に招いたのがスタートでした。現在は毎月第二水曜日に開催されており、中西健二さんが主に担当されています。

プログラムは長年継続しており、県内の他のインストラクターさんがボランティアで入って、日々病気で辛い方々に深い癒し合いの時間であることを体感されたり、そこでタッピングタッチに出会った方が、他の方をサポートすることもしたい、と基礎講座やアドバンス講座を受けに来られたりと無理のないエンパワメントが起こったりと多様なサポートとなっています。

そんな病院内へのタッピングタッチの導入や継続的な活用について学びたいと、山口から1泊2日で見学にやってこられました。以下は、その感想です。

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 私たちは、山口県内の総合病院の心理職として、がん患者さんやその他の病気やケガの治療で入院中の患者さんと関わる仕事をしています。その中で、患者さんのケアやご家族のケアなどに活かせるものはないかと思っていたところにタッピングタッチと出会い、昨年インストラクター資格を取りました。しかし、病院という場にどうやってタッピングタッチを持ち込めばいいのかわからず、実際の現場を見てみたい!と中川一郎さんに相談したところ、三重大学病院医学部附属病院のリボンズハウス(「がん治療と生活」をつなぐ、具体的な情報とケアを提供する場所)で行われているタッピングタッチのプログラムを教えていただきました。インストラクターの中西健二さんにも快く了承いただき、8月8日に見学させていただきました。

 当日はとても暑い日でしたが、多くの方が参加しておられました。初めての方からベテランの方までおられましたが、みなさんの温かい雰囲気が印象的でした。また、会場も病院の一角にありながら心落ち着ける雰囲気で、過ごしやすい場所でした。中西さんが作られるその場の心地よい空気も、すごく大事なもののように感じました。

 私たちも実際に参加者の方とペアを組んで参加させていただきましたが、いちばん強く感じたのは、「ありのままの自分を受け入れられることの大切さ」でした。病院では、どうしても“病気やつらい気持ちを抱えた患者さん”と“健康な私たち”が関わるという流れになりやすく、『どうにかしなければ』というような気負いを感じてしまうことがあります。患者さんも、“患者という弱い立場”にならざるを得なかったり、“元気な自分を見せなければ”と思って無理をしたり、反対に“元気なところよりもつらいところを見せた方が良いのでは?”と迷ったりして日々過ごしておられるのではないかと感じることがあります。
 しかし、今回のプログラムに参加された方の表情を見たり感想を聞いたりしたときに、漠然とではありますが「つらくても良い」「つらくなくても良い」「楽しいことは楽しいと感じていい」「そのままで良い」という目に見えない温かさを感じました。
 
 今回の経験を通じて、病院の中にこういった場を作れれば良いなという期待と、それには長く時間がかかるのだろうという難しさと不安を感じました。今後、私たちの病院でも、少しずつ形にできればと思っています。                               (藤井優子)

菰野町生涯学習講座アシスタントのご報告

2018/10/09インストラクターより

菰野町生涯学習講座アシスタントのご報告~インストラクター堀江くにこ~

8月21日、一音さんの講座へ
儀賀さん、鈴木さん、竹下さんでアシスタントに参加して来ました。

高校野球が決勝戦の真っ最中でしたが(^^;
約120名の参加があったとのことです。

一音さんにアンケート結果を見せていただいたところ「帰ったら家族にやってあげたい」と感想を書いている方が多い印象でした。

私も少し話す時間をいただき、緊張しましたが、だんだんと「話したい自分」が芽生えていることに気がつきました(^^;

ゆったりとしたリズムを取り戻す、いい時間になりました。

喫茶店にて開催のタッピングタッチ

2018/10/02インストラクターより

タッピングタッチ基礎講座A開催@大阪西成~インストラクター三浦有樹~

9月1日、知り合いの喫茶店で、基礎講座Aを開催しました。参加者8名で開催。

喫茶店のレイアウトを利用して講座を進めていきました。説明・デモンストレーションは、お店の奥の個室で、実習・体験はお店のカウンター席で行いました。
ペアになって行う実習の時は、カウンターの中から手順を声かけし、手直しが必要なときは、カウンターのお席の方へ移動して行ってます。
頂いた感想は、
「してもらった方、してあげた方に、愛おしさを感じた」
「される方もする方もリラックスできるし、場所を選ばないので、色々なところで活用したい」
「からだがポカポカして、やさしくなれました」
「からだの具合の悪い人に、それぞれに合わせてしてあげたい」
などなど。

喫茶店開催した本講座には、お店の飲み物代金が含まれています。
終わった後はお店のコーヒーを頂きながら、お持ち寄りのお菓子をつまみ、
皆でマッタリおしゃべり。 ゆったりできました。

相手が愛おしくなりました

2018/10/02インストラクターより

タッピングタッチ基礎講座A@三郷~インストラクター中田利恵~

埼玉県の三郷市で、障がい児支援の活動をされているみなさんの研修として、タッピングタッチをお伝えして来ました。
以下、感想からです。

・タッピングタッチをしている時、母性本能(?)のような気持ちになった気がします。(男ですけど)相手が愛おしくなりました。
・人と人とのつながりを感じられる時間でした。
 人を大切にできると、自分のことも大切に出来る気がします。
・緊張がほぐれてリラックスできました。ありがとうございます。
 セルフでもやってみたいと思います。
・される体験は感じることができるが、してあげるを通して感謝が自然と生まれたことは驚きました。
・触れあったことで、人の温もりをじっくりと感じ、安心することができました。
・自分がしてあげる側になると、してくれた相手にお返しをしたい気持ちを強く感じました。個人的に「コアラの木登り」が包まれる感じがして、気持ち良かったです。
・タッピングタッチをやる前は、うまくできるか不安がありましたが、やっている時とやってもらってる時になると、不安と緊張がなくなっていった。
・自分が信用している人にしてもらい、人に大切にされている感じが伝わりました。
また、自分がしてもらってから、すると、体・心も楽に感じて出来ました。
・タッピングタッチをやってもらうのが最初で、少し緊張もありましたが、体が少しずつあたたかくなり、緊張もほぐれました。
ほぐれた状態で、タッピングタッチをやる側になったら、自分もスムーズにリラックスしながら、タッチができました。
私の息子にも、やってみたいと思いました。
・タッピングタッチをやる事で、普段の体の休め方に応用が出来ると考えました。また、やってもらって、体がほぐれていくのが実感できました。
・人の手のあたたかさを、すごく感じることが出来ました。
寄り添ってくれる人がいるということが、とても安心感を生むのですね。
もう少し勉強をしてケアタッピングで、いろいろな方にかかわりたいです。
・はじめは緊張で、心も体もガチガチ、不安で押しつぶされそうでしたが、やってもらっているうちに、緊張もだんだんととれていき、ウトウト眠くなるくらい心が落ち着きました。
最後の「よしよし」をされたとき、心がはっと軽くなり、ものすごい安心感に包まれました。
大人になると「よしよし」や、ふれられることがなくなるので、とても嬉しい気持ちになりました。

お伝えしに行った私の心も足取りも軽くなる、優しさに包まれる時間をいただきました。

感謝。

働いている自分たちも癒されたい・・・!!

2018/09/25インストラクターより

ストレス社会と言われる現代。
多くの方が職場での人間関係に悩まれているのではないでしょうか?
 
今回、職場にて基礎講座を開催したインストラクターさんが、実際に体感した”関係性の変化””職場でタッピングタッチをやるメリット”についての報告ををしてくれましたのでご紹介します。

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職場で基礎講座A実施のご報告 ~インストラクター鈴木貴子~
 
私は大阪市内の特別養護老人ホーム等のある社会福祉法人で働いています。9月15日の晩、法人内職員さんを対象に基礎講座Aを開催しました。
 
元々私がタッピングタッチにピン!ときたのは、職場の介護職員さんの言葉がきっかけでした。施設介護の現場で社会的に取り上げられるような大きなニュースが続いた時、私たちの職場でも「何か研修が必要なんじゃないか」と相談していました。そこで「勉強も大事だけど、今は自分たちが癒されたい…」というつぶやきがあったのです。その言葉がぼんやりと頭にある時、たまたま体験したタッピングタッチ。「これはいい!」そう思いました。
 
認定インストラクターになったらすぐに職員研修をやりたい!と考えていましたが、組織としてどう位置付けて実施するのか、施設現場はシフト勤務のため日時の設定をどうしたよいものか…と悩んで、なかなか進みませんでした。新人研修などでは少しずつ取り上げていましたが、今回は、情報をキャッチしてくれたベテラン職員さんの「受講したい!」の声から、その気持ちを大切に、まずその方と日程調整して開催。2名の参加でしたが、こうやって一粒ずつ大事に種まきしていったらいいんだと思いました。
 
職場でやるメリットは、講座の日だけでなく、その後の変化も教えてもらえることだとわかりました。翌朝、3人で「その後どうだった~?」と情報交換。とろーんと眠くなって気持ちよかった人もあれば、いつもよりすっきり起きられた人も。それ以降も、家族にやってみたよ、痛いところにトントンしてみたらましになったよ等々、いろんな報告を毎日聞いて私も嬉しくなっています。今後も職員やご利用者、家族、地域の方のケアに役立てていけたらいいなと思っています。
 
 
今回の私の大きな収穫は、関係性の変化にありました。いろいろなマイナスの感情が、フラットな気持ちに変化したように感じました。これは凄いことだと思いました。