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家族を大切にしたいみんなのじかん

2023/04/25インストラクターより

 幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり心配が続いているご家族が3月の「タッピングタッチで家族のじかん」に参加されました。peatixで「タッピングタッチで家族のじかん」を見つけたそうです。peatixとは、イベントやセミナーなどの検索・申し込みができるサイトです。タッピングタッチ協会でも活用しています。

peatixの一般社団法人タッピングタッチ協会のページはこちら

フォローすると、イベントや講座の公開通知がメールでpeatixから届きます。

 「タッピングタッチで家族のじかん」では、お互いにケアし合う「基本形」や、自分をケアする「セルフケア(腕だけ散歩やセルフタッピング)」を一緒に楽しみます。子育てや家族の日常での触れ合いやケアについて話したり、紙芝居や絵本を読むこともあります。
 子育て世代が主な対象ですが、すべての世代の方が参加できます。
お一人の方も参加いただけるようになりました。
ご家族を、ご自分を大切にする時間を一緒に過ごしましょう。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 3月報告

 兵庫県から一組のご家族が参加されました。お子さんはもうすぐ6才になる女の子と1才の男の子です。楽しそうに画面を覗き込んで、ニコニコ参加してくれました。まず挨拶して、簡単に自己紹介しました。お母さんはかつて心理学を学ばれ、体にふれる事で心にもアプローチできるケアとして、タッピングタッチの名前を知っていたそうです。そのような中で、Patixで「タッピングタッチで家族のじかん」を知り、タッピングタッチとは実際はどんなものだろうと興味を持って参加したとのことでした。

 5才の女の子は「夜になると、いつもお腹が痛いの」と話してくれました。お母さんによると、幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり、1年間心配が続いている。それも、今回参加した理由だと教えてくださいました。

 まずは、後から家族で楽しめるように説明しながら、5ステップ腕だけ散歩をしました。5才の女の子は、はずんだりグルグル回ったりしてオリジナル腕だけ散歩で参加してくれました。笑顔でとっても楽しそうでした。お母さんは1才の子を抱っこしていたので、部分的に工夫されての参加でした。

 続いて、「タッピングタッチのなかまたち」の紙芝居をしました。
とても集中してじっくりと聴いてくれました。

 二人ペアでのタッピングタッチの基本形の実践では、お母さんが5才のお姉ちゃんにトントンしました。始まって少しすると、してもらっている子が背中に響くリズムとふれられている感覚にジッとひたるような様子が見られました。タッピングタッチでは、一通りのタッチをした後、「どこをなにのタッチでしてほしいですか」とリクエストを聞きます。この時の女の子のリクエストはコアラでした。(タッピングタッチは子どもたちも親しみやすいように「ネコの足ふみ」「ゾウの鼻」「コアラ(の木登り)」などとタッチに動物の名前がついています。)お母さんが優しく腕を包んであげました。

 タッピングタッチが終わると、クタッとお母さんに甘えるような感じになりました。お母さんの感想は「自分の手がこわばっている事に気づいた」との事でした。女の子にお母さんに「どんな感じだったか教えてあげて」と話すと、小さな声で「気持ちよかった」と言っていました。交代してみるかと聞くと、とても恥ずかしそうにしていたので、この会が終わってから、お母さんにしてあげてねと約束しました。

 亜美さんから「子どもには動の時と静の時があります。元気いっぱいに腕だけ散歩したときは動の時ですね。静かに紙芝居を聴いていたときは静の時。そしてタッピングタッチをして、さらに静の時間が深くなりました。タッピングタッチによって、自分の時間の中に静の時がある事を子ども自身が自覚するようになります。それはとても大切な事なんですよ。」というお話しがありました。

 また、「お互いに大切にし合うのがタッピングタッチです。してもらうと、自然にお返ししたくなります。それは人と人の間の大事な営みです。根源的な人間関係の姿がそこにありますね。」という話に、私も深く共感しました。

 最後にまた気軽にご参加くださいとお伝えして会を閉じました。

次回は4月30日10時から11時半です。
5月は5月21日に行う予定です。
詳細・お申し込みはイベントカレンダー
をご覧ください。

ファシリテーター 近藤亜美
記録 中田利恵

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