活動レポート(ブログ)

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TTスタディフォーラム(子育て)

2021/07/18協会より

2021年7月18日(日)9時半~12時
ゲストスピーカー:中田利恵、近藤亜美
ファシリテーター:中川祥子

(内容)
 今年の協会企画のひとつであり、「未来応援キャンペーン」のメイン企画として始まったオンラインでの月例「子育て家族支援講座」のファシリテーターのお2人にゲストスピーカーをお願いしました。

 今回は一音さんが大学の仕事と重なってしまい、初めての欠席でした。スタートは祥子の「5ステップ腕だけ散歩」でスタートし、ゆるやかな動きながら、気温が高いせいもあって小汗をかくような運動になりました。
 参加人数が少なかったのもあり、また利恵さん、亜美さんと私の3人は毎月の講座で協力し合っているためか、私がバタバタしていると二人がフォローしてくれたりして、とてもスムースに柔軟に参加者のニーズに合わせての流れになったと思います。

 具体的な内容としては、ゲストにまず話してもらういつもの流れではなく、9月末に「子育てママのオンラインワークショップ」を依頼されており、30分ほどでタッピングタッチをZoomで紹介しようと思っているが、色々とどうしたものかと悩んでいる、という参加者からの質問に答える形で始まりました。

沢山のアイデアや注意点が交換されましたが、大きくは
① コロナ感染予防対策について
② 30分という時間制限をどう考えるか
③ 大人のセルフケアだけでなく、子どもをケアする大切さを伝えるために
④ 紙芝居の活用
についてでした。どれもとても実践的で、かつ参加者に寄り添う柔軟さを持ちつつ、タッピングタッチのエッセンスをしっかり伝えることが共有されたと思います。

 「正しく」タッピングタッチを教える、伝えることは勿論大切です。ただそこだけにとらわれて「ねばならぬ」になったり、「いいもの」を頑張って伝えようと力が入ってしまわないことが大事。とりわけ、24時間とっても忙しくてへとへとになっているママパパには、「寄り添いとねぎらい」が大事であることを、利恵さんと亜美さん二人から教えてもらった感じです。 
 亜美さんからは講座(オンラインと対面)の写真の共有もあり、どんな工夫をしながらコロナ禍でやってきているのかを紹介してもらいました。

 最後に「タッピングタッチの仲間たち」の紙芝居を披露しました。原作者(本多映子さん)と絵を描いてくれた方(小西ひとみさん)には全面的な許可を得たので、これをインストラクターさんが使えるよう販売準備をしていくことになりました。ご期待ください!

 子育てにとって大切な「あなたはあなたのままでいい」というメッセージと、触れ合って互いにケアし合うことを、より多くの家族にタッピングタッチで伝えて行きたいですね。

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ウィズコロナの心の健康

2021/07/03協会より

福島県二本松市の公民館から協会への依頼で、

2021年6月24日の夜に、【岩代公民館女性学級「ナイトフレッシュセミナー」】ウィズコロナの心の健康~タッピングタッチの活用

という講座が開催されました。福島県須賀川市の認定インストラクターである冨森崇さんが、忙しいなか講師を務めてくれました。

とっても広い会場で換気は十分。セルフケアのセルフタッピングも一音さんのビデオを見ながら実践されましたが、今回、ペアで基本型をされたのがとっても嬉しい報告でした!

写真のように、みんなマスク。遠目なので目元がわからないですが、きっと笑顔や気持ちよさそうな顔があるんだろうな~と想像します。

ペアになっての基本型をするのは、主催者側の理解と、参加者ご本人たちの同意があってのことですが、

十分な換気!ソーシャルディスタンス!マスクなしの会話はなしで(マスクあるからOKね)!もちろん部屋への入退室時には手指消毒と受付時の検温、といった感染予防対策をとって、安心して出来た!ということですね。

コロナ禍はしばらく続きそうです。今回のような対策をとりながら、お互いにケアすることを少しづつ取り戻していきたいですね。

 

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インターネット・ゲーム依存とタッピングタッチ

2021/05/06協会より

特別企画 オンライン講座「インターネット・ゲーム依存とタッピングタッチ」
2021年4月17日 13:30~17:00
講師:中川一郎(臨床心理学者、臨床心理士、公認心理師)・中川祥子(社会福祉士、公認心理師)
参加者:25人

 講座では、まず受講者に何が依存の判断基準となっているのか、依存の傾向を把握してもらうために、「インターネット・ゲーム依存度チェック」に答えてもらいました。チェックは自分が気になっている人を対象としてもらいました。

 結果として、ほとんど全質問にわたり「依存」や「依存予備軍」と判定されうる程度にチェックする人が60%を超えていました。特に割合が多かったのが以下の質問でした。

*「嫌な気分から逃れようとしたり、紛らわそうとして、ついインターネット・ゲームをすることがある」の回答:「頻繁にある」または「ときどきある」 77.3% 

 

*「インターネット・ゲームをやめよう(減らそう)と思っても、自分の意志でやめられず、ついやりすぎてしまう」の回答:「頻繁にある」または「ときどきある」 77.3%

 

*「インターネット・ゲームに熱中し、他のことをしているときも頭を離れず、ついそのことを考えてしまう」の回答:「頻繁にある」または「ときどきある」 72.8%

 その後まず、中川祥子から学校を通して見える子どもたちの様子が話され、続いて中川一郎さんからネット・ゲーム依存に関する膨大な情報と動画や資料を使って、私たち降りかかっている問題の概要を提示し理解が促されました。「依存とは何か:依存症の種類、依存になりやすいもの」
「ゲーム障害について:その兆候、WHOゲーム障害診断のガイドライン、実態」
「ゲーム依存とは」
「脳への損傷を起こすデジタルヘロイン」
「ゲーム依存のメカニズムとその影響」
「依存になりやすいゲーム」
「依存しやすい人の特性」
「人間の基本的要求を満たすオンラインゲーム」
「ゲームに駆り立てる社会的要因」・・・とほんとうに盛沢山でした。

 支援に立つ側の方が多く参加されていましたので、その問題の深刻さに衝撃を受けたり、依存のメカニズムを理解できた、問題把握に役立ったという感想がとても多くありました。

 途中「腕だけ散歩」をしたり、セルフケア「ねこの足ふみバージョン」もしてタッピングタッチの体験も入れたこともあり、「タッピングタッチを使った支援方法」まで時間を十分とることが出来ませんでしたが、基本は相手と「対話」し「良い関係性」を築くことであることは確認されたと思います。そこに、触れ合い、ケアし合いながらより良い関係を築くタッピングタッチがとても役立つわけですね。

 多くのゲーム依存治療をしている精神科医や専門家も「家族関係を見直し、コミュニケーションを見直し、居場所のある家族関係を築く」ことが解決への糸口と言っています。

 さて講座の最後になり、もっと時間が欲しかったのですが、中川一郎さんが話してくれた「タッピングタッチによる回復へのサポート」とても大切なものでした。

① 不快な感情を軽減し、生活への適応力を高める

 なんの依存であっても、その背景には、生きづらさや生活における適応の問題が多いことが知られています。特定の薬物や依存行為には、どんなに健康な生活をしている人でも依存してしまうものもあります。しかし、それに手を出したり、ダメだとわかっていても続けてしまったりする背景には、生活における苦しさや適応不全があることが多いのです。

 ネット依存の予防にも治療においても、生きづらさなどを軽減することも重要です。タッピングタッチを生活にとり入れることで、つらい気持ちや孤独感などを軽減す
ることができるでしょう。自分自身で不快な気持ちを軽減したり、人からやさしくケアされたりすることで、生活への適応力が高まると思います。

② ケアし合うことで、支え合う関係性を取り戻す

「ふれない、話さない、近づかない」などの「新しい生活様式」によって、多くの人々が必要な関係性やサポートを失い、孤独でつらい生活を余儀なくされています。
長期化することで、人々は慢性的な寂しさや不安などを感じることが多く、そのはけ口、または逃げ口としてオンラインゲームやSNSにはまってしまうのです。

  依存からの回復や予防においては、不快な感情を軽減することや、安心できる関係性をとり戻すことが大切です。タッピングタッチのセルフケアをとおして、寂しさや不安などの不快な感情を軽減することが出来ます。そして、優しくふれてケアされることで、心身共に癒され、関係性をとり戻すことができます。

③ 自律神経やセロトニン神経を整える

ゲームなどでドーパミンの過剰放出が続くと、脳の報酬系が破壊され、生活能力や人間性を失っていきます。理性をつかさどる前頭前野の働きが弱り、欲望を押さえら
れなくなります。今まで大切にしていたことに代わって、ネットやゲームをすることの方が大切になってしまいます。

 タッピングタッチには、セロトニンの分泌を促進する効果があることが確認されています。セロトニンには、ノルアドレナリンやドーパミンの過剰な分泌を押さえる働きがあり、心のバランスを整える効果もあります。セロトニンの活性化には、うつや不安、不眠の予防や軽減効果もあるので、依存症からの回復にとても有効だと思われます。これまでの実践でも、アルコールなどの依存からの回復に役立つことが確認されています。

④ ゆっくり、やさしく、ていねいな、ケアのある生活

 いろいろな要素が絡まっていることは確かですが、現代生活の慌ただしさや生きづらさが大きな要因になっているように感じています。余裕を持って楽しく勉強する、一緒に仕事する、自由に自分の気持ちを語り合う。美味しいものを作って食べたり、手作りのものを分かち合ったり、心おきなく楽しい時間を持つ。つらい時には「お互いさま」と手を差し伸べたりする。そんな当たり前のことが希少になった社会に住む私たちです。

 あわただしさと生きづらさの中の私たちは、安易に気を紛らわせ、魔法のように不安や孤独感などの不快な気持ちを消してくれるものを探してしまいます。そこに、誰にもとがめられず、始めるのにお金がかからず、スマホ一つあればいつでもできるネットやゲームに行きついてしまう、といった構図が見えてくるような気がします。

 タッピングタッチの体験で大切にしたいのは、「ゆっくり、やさしく、ていねいに、お互いをケアする」ことです。実際にケアするときだけでなく、生活の中にも取り戻していきたいと思います。モノや情報にまみれた生活を見直して、自分にも周りにもやさしい生活を取り戻すことで、私たちは、さまざまな依存から回復して、豊かで健康な人生を取り戻していく糸口を見つけていけるでしょう。

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心のケア専門講座 オンライン 参加者の声

2020/10/08協会より

 6月6日開催された「心のケアオンライン専門講座」では、新型コロナウイルスによる社会のストレスや不安などをふまえ、タッピングタッチによる3つのセルフケアの方法を体験学習し、ストレスケアや対人援助での利用のあり方を学びました。今回の受講者は21名!!参加者の皆様の声をお届けします!

・3つのセルフケアを体験できて、「お腹いっぱい!」というくらいに充実した感じがしました。ありがとうございます。

・小グループに分かれて、話し合いをすることができたのが良かったです。 zoomで行うことにより、お互いケアすることはできませんでしたが、会場までの移動時間が省略でき、よかったと思います。一人でやるよりも、繋がり感があり、とてもよかった。2人~3人での話し合いもよかったが、できれば2人の方が良い。時間が短いので。福岡や北海道の方とも身近に感じられてよかった。

・オンラインにも関わらず、実習ができたことがすごくよかったと思いました。セルフタッピングでしたら、オンライン講座でも十分伝わる気がいたしました。今回、事例をうかがえた点がよかったので、できればケアタッピングやセルフタッピングのいろいろな事例や症例をもう少しうかがいたいと思います。 また、少人数で話をする場をつくってくださったことも、大変よかったと思います。もう少しこの時間が長くてもよいくらいだと思いました。 現場にも参加者がいらしたことも、よいアイデアだと思いました。

・今回の専門講座へは、セルフケアの仕方や、今だからこそ「タッピングタッチを活用して、先の見えないこの状況下にどう向き合っていくか」を今一度、専門職に関わる人達と繋がる中で確認したいと考え、参加させていただきました。
 一回目のタッピングタッチ後には、短時間だけど熟睡できた後のような、普段あまり得られない「脳がリフレッシュできた感覚、覚醒した感覚を得られました。午後の二回目の後は、更に疲労が出て来てだるくなり、終了後は溜まっていた疲れがどっと出て、久しぶりに良質な眠りを得られました。
 個人的なことですが、北海道は全国で最初の緊急事態宣言が今年2月から発令され、知らず知らずのうちに長引く緊張感や疲労、行動してアウトプットできないフラストレーションや不安というものを蓄積していたことにも、タッピングタッチ後のアセスメントを通して改めて気づくことができました。 こういう形で、離れていても全国の方と画面を通して対面でき、一人ではなかなか続かないセルフタッピングタッチを一体となってすることができ、非常に有意義な学びと癒しの時間になりました。
 タッピングタッチの海外での社会貢献活動にも、大変関心を持って拝見いたしました。私もいつかインストラクターになり、福祉や心理の場面で、まずは身近な場所からタッピングタッチを伝える活動ができたらと改めて思いました。ありがとうございました。

・事前にレジメも頂けるので不安はありませんでした。資料の共有で見易いですし、今回、一音さんの顔を見ながら講義が聞けた事と、一方通行で無い事に安心感がありました。触れあえない寂しさはありますが、遠くてなかなか参加出来ない研修にも参加可能となるので、たまにはオンライン研修もありかと思います。

オンラインではありますが、レクチャー(スライド、共有画面でのビデオ視聴)、実習、グループトークなどなど充実していて、しっかり参加することができました。大勢で集まることはまだできませんが、現場にインストラクターさんがおられて、一音さんとのリアルなやりとりも見ながら講座を受けることができたのも、よかった一因と思います。皆さまのお顔が見えたことがよかったと思います。

生活に取り入れていきたいと思いました。特に準備運動のところ、セルフタッピングもよかったです。お互いに不慣れなうちはいろいろなハプニングはありますが、それも経験値として、対面での講座が再開されるようになったあとで、遠隔地からも受講できたり、育児や介護で長時間家を開けることが難しい方でも受けられる形として、年に何回かはオンライン講座を残していただけると嬉しいなと思いました。

 タッピングタッチ協会では、4月よりオンライン講座(一般講座、インストラクター向け研修)を開催して参りました。その中で皆さんから頂いた感想を抜粋して掲載します。ぜひご覧ください。→ → →オンライン講座 感想

タッピングタッチ・セルフケア オンライン・プログラム 参加者募集中!

2020/09/29協会より

タッピングタッチ・セルフケア オンライン・プログラム

チラシはこちらー> タッピングタッチ・セルフケア・オンラインプログラムのお知らせ

 タッピングタッチ協会の新しい企画として、タッピングタッチによるセルフケアを体験学習するためのオンライン・プログラムをおこなうことになりましたので、お知らせします。新型コロナウィルスの第2波,第3波による、個人・社会への長期的な影響が懸念されるなか、タッピングタッチを使ったセルフケアを日常に役立てる機会にして頂ければと思います。

 2週間のプログラムです。参加者は、3回のオンライン講座(約1.5時間;Zoomを利用)に出席し、タッピングタッチのセルフケアを体験学習します。心身への影響や効果などを調べるために、健康度や心身の変化などを、チエックリストなどで測定します。講座での体験学習に加えて、毎日約15分のTTセルフケアを自分でおこない、その変化を簡単な方法で記録します。

 今回はリサーチも含むため無料で参加できますが、次のような条件がそろう方を優先させて頂きます。

① 大人(持病のある方は相談してください)、② 2週間続けて参加・体験できる方(3回のオンライン講座を含む)、③ パソコンまたはスマホで参加できる方(Zoomのアクセスや使い方などはサポートします)、④ もうすでにタッピングタッチによるセルフケアを日常的にされている方はご遠慮ください。

 日程は、10月の日曜日の午前中(10/4, 10/11, 10/18)で、参加定員は20~30名を予定しています。プログラムへの参加に興味があるかた、ご質問がある方など、ご連絡いただければありがたいです。

プログラム代表:中川一郎(タッピングタッチ開発者・大阪経済大学)

連絡先:大浦真一(TT認定インストラクター・東海学院大学) 
s-oura@tokaigakuin-u.net 

 

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