「宿題、やったの?!」「夏休みの宿題、おわったの?」
子どもたちが言われたくない、嫌いな言葉ですね。
夏休みの宿題が終わらず、2学期が始まるのが憂うつになる子も多いです。
1学期に学校であった嫌なことを思い出す子もいます。久しぶりに行く学校での友人関係、クラスの雰囲気が不安になる子もいます。
これは日本全国の問題となっていて、文部科学大臣からのお手紙が発表されていたり、
「#8月31日の夜に。(生きるのがつらい10代のあなたへ)」というプロジェクトが行われ、メッセージをまとめた本も出版されていたりします。
もやもやとした不安を言葉にするのは、難しいですね。
言葉にできたとしても、それを表に出して親に伝えることができる子ばかりではありません。
親も、どのように声かけをしていいかわからない、子どもに寄り添う方法がわからないという方も多いと思います。
そんなときは、タッピングタッチをしませんか?
自然と寄り添うができます。言葉にしなくても指先から、愛が伝わります。
8月25日、無料オンライン体験会「タッピングタッチで家族のじかん」にぜひご参加ください!
対象は、親子で参加の方が優先ですが、お孫さんと、大人同士で、おひとりでの参加も大歓迎です。
助産師の近藤亜美さん、子育て・孫育てのベテランの中田利恵さん、スクールソーシャルワーカーの事務局長中川祥子がサポートします。
詳細・申し込みはイベントカレンダーをご覧ください。毎月月末日曜日に開催しています。
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「タッピングタッチで家族のじかん」 6月の報告
ファシリテーター 近藤亜美、記録 中田利恵、事務局 中川祥子
2家族の親子と、会員さん1名、インストラクター2名の計8名が参加しました。今回は以下の順番で行いました。①腕だけ散歩5ステップ ②紙芝居『タッピングタッチのなかまたち』 ③親子同士でタッピングタッチ(一人で参加の方はセルフタッピング) ④休憩の後、親子でのタッピングタッチ体験会の写真を見ていただき ⑤最後はネコの足ふみバージョンでセルフケアをしました。
腕だけ散歩5ステップが始まると、2回目の参加のNさんの二人の息子さんは元気よく跳ねたり動いたりしました。亜美さんから「子どもさんは自由に動いてみていいんですよ。がんばりすぎず、リラックスしながらしましょう」との声かけがあり、子どもと参加のNさんもOさんも安心したようでした。
紙芝居を見た後、簡単に自己紹介をしました。
「家族のじかん」に2回目の参加のNさんは、前回同様1年生のRくん、4才のDくんと参加されました。そして今回Nさんは、静岡で活動する「小さく生まれたベビーと家族の支援団体ポコアポコ」で出会ったOさんとHくん親子を誘ってくれました。
会員のTさんは子育て支援に関わっていて、以前「2週間セルフケアプログラム」に参加されたそうです。インストラクターは東京都の植野さんと山口県の富田さんでした。
子ども達はそれぞれお母さんの膝に座り、タッピングタッチを始めました。タッピングタッチの音楽が始まるとすぐにRくんが「トントンして」と言ったのが印象的でした。
ガイドに合わせて、お母さんたちはお子さんにふれました。少しするとRくんは、お母さんの背中にまわってやってあげているようでした。やがていつの間にか弟のDくんがお母さんのお膝にいて、タッピングタッチされていました。
1人で参加の方はセルフタッピングを静かに続けました。
亜美さんから、「子どもの頭にふれる時は子どもの頭は繊細なので、その前に十分にふれ合って信頼感をしっかり作ってからの方がよいですよ」とのお話しがあり、「ふれ方は地肌につかないほどの優しさで、そっとふれるように気をつけてね」とポイントの説明がありました。
「家族のじかん」の良いところは、画面の中で受けている子どもの顔が見られることです。背中にふれながら、大人は受けている子どもが、どんな表情をしているのか見て欲しいです。大人が思っているよりずっと子どもは感じていますよ。穏やかな表情で嬉しそうです。子どもはすぐに飽きて動き出しますが、ほんの少しの時間でもかまわないのです。
「お母さんは、こんなに自分を大事にしてくれる。自分を大好きなんだな。」と“わずかな時間のふれあいを重ねること”で、子どもは感じとることができます。それを大事にして欲しいです。というお話もありました。
Nさんからは「途中で代わった下の子がだんだん体をあずけてくる感じになって、リラックスしてるんだなと分かりました」。Oさんからは「これから家族時間の中で、タッピングタッチでのふれあいをしていきたいです」と感想がありました。
会員のTさんが「自分にも、相手にも、ゆっくりやさしくていねいにと、ぶれないあたたかさが心地よかったです」と言われました。
亜美さんが親子でのタッピングタッチ体験会の実践の写真を見せながら、体験会運営のポイントを話してくれました。
インストラクターの富田さんは、「無理しなくていい。小さな子は歩きまわって当たり前。集中できなくたっていい。一瞬のふれあいでも子どもに届くものがあると伝えたら、安心してもらえそうです。参考になりました」と話されました。
インストラクターの植野さんは、「コロナ禍以降、タッピングタッチ親子講座をやめてしまっていましたが、今日の体験からやはり、ふれあいは大切と実感したので、再開したいです」と話されました。
子どもたちはそれぞれ遊びだしていたので、最後は大人だけで、タッピングタッチのセルフケア「ネコの足ふみバージョン」をしました。
次回は、8月25日です。どうぞご参加ください。



こすもすさんは、ご入居者88名(特例入所者8名含む)と約30名のショートステイのご利用者が4フロアに分かれて生活されていました。

その後各フロアに伺い、4名の方にさせていただきました。感想が「あっさりしていいね」と言われ、タッチが弱すぎるのかと心配したら「スッキリする」「ほっとする」という意味だということを職員さんに教えていただきました。能登方言だそうで新鮮でした。
訪問先の「やなぎだハウス」では手話が出来ないと…と思いYouTubeを見て練習しましたが、覚えられずにいました。
「特養こすもす」では実母が特養に入所していましたので、雰囲気は分かっていました。
「やなぎだハウス」のみなさんは明るい大家族のような、なごやかな雰囲気で、互いに笑顔で楽しそうにタッピングタッチに参加してくださいました。被災され、半年以上も大変な避難生活を過ごされてきているなかで、ここは仲間と一緒に作業したり、気持ちを分かち合ったりできる場で、また戻ってこられた安心感がある、生活面でも心理面でも支えになる「よりどころ」なのだろうなと感じました。所長さん、支援員さん、県の聴覚障害者協会の平時からの活動と、地震発生後には安否確認したり、孤立しないように同じ避難所に集めたり、早期に「やなぎだハウス」の復旧にご尽力されたことなどを知って感銘をうけました。
「こすもす」の職員さんへの講座では、みなさんすぐに、とても上手にタッピングタッチされていて、さすがでした!職員さん自身も被災され、先日ようやく仮設住宅に入れたばかりという話や、離職しなければならなかった方も多かったため、まだ人員不足が続いていて、疲弊から、みんなイライラしていた時期もあったという話もうかがいました。
どちらの事業所も職員さんの心身の健康あってこそ、なので今回お伝えしたタッピングタッチをみなさんたち自身でケアやコミュニケーションにぜひ役立ててほしいなと思います。そして私自身も、被災地支援でタッピングタッチがどんな風に活用できるのか、効果があるのか、そのポテンシャルに期待しているところです。
毎月第1土曜日開催の「タッピングタッチ種まきの集い」は、全国(海外からも)のインストラクターと会員さんがオンラインで気軽に集い、タッピングタッチを一緒に行ってリラックスして、ざっくばらんに、和気あいあいと近況報告や意見交換を行っています。
「タッピングタッチ種まきの集い」という名前の通り、参加された方々がいろいろな所で種まきをされている様子を聞かせていただけました。どのようにしたら伝わりやすいか、楽しく伝えることが出来るのか等々、様々な工夫をされ、実践されていて、皆さん凄い!です。前向きな力強さや逞しさ、タッピングタッチへの情熱を感じ、同じことの繰り返しになってしまっている私は、とても刺激を受けました。
だけ散歩の可能性が広がり、よい学びになりました。 最近研修も受けてなく、皆さんの種まきの実践もお聞きすることがなかったのですが、今日のこの会に参加して、反省するとともに、一音さんのお話や指導を受けること、今日のように皆さんとの交流は、とても大切だと実感しました。
まだ7月の前半ですが、外に出るのは危険な暑さですね。
・5ステップは、

・ガイドの声に包まれて、心地よくリラックスできました。
・リードのお声かけのおかげで、