重症心身障害児者施設で長年ケアに携わってきた堀江くにこさんが、「療育障害児等療育支援事業研修会」で、保育士さん向けにタッピングタッチの講座を行いました。
堀江さんは看護師として、体を自由に動かせない方や呼吸もうまくできない方、気持ちを伝えるのが難しい方と日々向き合っています。そうした方々に、やさしくふれるケアとしてタッピングタッチを実践し、その効果や関わり方を積み重ねてきました。
今回の研修には約70名の保育士さんが参加し、ふれるケアの基本を学びながら、ペアでタッピングタッチを体験。参加者のみなさまの感想からは、ふれることで伝わるあたたかさや穏やかな時間を感じ、保育の現場で活かせるヒントを持ち帰ってくださったことが伝わってきます。
📖 堀江くにこさんは、編著『〈ふれる〉で拓くケア タッピングタッチ』で、「重症心身障がい児者施設における実践」のセクションを担当しました。
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療育障害児等療育支援事業研修会として、保育士さん対象でタッピングタッチの講座を6月3日に開催しました。打ち合わせの時には35名くらいと聞いていましたが、直前で70名の参加と連絡が入りビックリ!
東海チームにアシスタント協力をお願いしたところ、認定インストラクターの山田ミサさんが駆けつけてくださいました。
さすがに70名の相互体験は、隅々まで回りきれない感じで、細かい手直しをもっとしてあげたいなとか、あせってリズムが早くなっちゃったかな・・・など、反省しています。これからは、参加人数の上限を事前にお伝えしたいと思いました。
でも、参加者の感想を見ると伝わってたんだなとひと安心しました。感想の中に、自分が触れられる経験が少ない‥と書いた人が何人もいてタッピングタッチのニーズを感じました。
参加者のほとんどの方が感想を書いてくれました。
すてきな感想ばかりで全部シェアしたいところですが、抜粋させていただきます。
・人の手って「こんなにあたたかい」のかと思いました。
・包み込まれている感じがして安心でき、体の力み(緊張)がゆるみました。
・ゆったりとした時間を過ごしたことで呼吸や心拍が落ち着いたように思い、アーシング(素足で土や草の上に立つことで体にたまった電気が自然と放出されたり、大地との一体感を感じられたりする方法)のような効果を感じました。
・タッピングタッチを行い穏やかな気持ちになりました。子どもたちもタッピングタッチをしたら、気持ちがおさまるのでは・・と思います。
・最初はくすぐったい感覚がありましたが、徐々にほぐれました。言葉以外のコミュニケーション方法として有効に使えそうだと思いました。
・思考が止まり眠くなり、何もストレスを感じなくなっていました。
・はじめは少し恥ずかしさがありましたが、最初に手を置いてもらった時点で心地よさを感じました。
・睡魔が訪れるタイミングが分かったので、子どもたちの午睡の時にソフトタッチを意識してトントンしようと思います。
・人の手のあたたかさが体の緊張をゆるめてくれるのを感じました。頭痛があったのですが、かなり和らぎました。
・人に体を触れられる経験がほとんどないので緊張したり、くすぐったいかと思いましたが、落ち着いた気持ちになりほっこりして眠くなった。不思議な感覚の体験でした。
・普段こんなにゆっくり人と触れ合うことが少なくなっていたので貴重な時間でした。
堀江くにこ(愛知県認定インストラクター)