活動レポート(ブログ)

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お母さん、お父さん、参加しませんか?

2023/09/14協会より

2学期が始まりましたね。
お子様たちは、幼稚園や学校のリズムを取り戻したでしょうか?

親世代が子どもの頃も、この時期夏休みが終わってしまう憂鬱感や、久しぶりに会うクラスメートと2学期もうまくやっていけるだろうかなどの不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
コロナによる休校や感染症対策を第一にしていた時期から、マスクを外した日常を早く取り戻そうとする現在まで、この3年間はその時々の状況に翻弄され、例年以上に大人も子どももストレスを溜めてしまっているのではと思います。

いつであっても、どんな状況でも、子育ての限られた時間を「ゆっくり、やさしく、ていねい」な時間にしませんか?

お母さん、お父さんが心身ともに落ち着くことで、家族の悩みが深刻化せず、子どもの問題が解決していく、はたまた実は問題でもなんでもなかったとの気づきが起きることもあります。

昨年出版された新刊『<ふれる>で拓くケア タッピングタッ』」(北大路書房)の「第7章:厳しい時代を乗り越えるための6つのポイント」の一節をご紹介します。
「そこにきちんと気持ちを向けて、それを大切にするということです。ていねいにふれる、ひとつひとつ大切にすることで物事が変わっていく。そういった視点であり、実践なのです。現代の山積する問題を目の前にすると、希望を失い、動けなくなってしまいそうになります。しかし、今ここを大切にして、このひとつひとつを大切にする。一人ひとりのケアを大切にすることが実りに繋がっていくのです。」

毎月第4日曜日に、どなたでも参加できる「タッピングタッチで家族のじかん」をzoomで開催しています。一度、遊びに来ませんか?

これからの予定:924日(日)、1029日(日)、1126日(日)
詳細はイベントカレンダーをご覧ください。

「タッピングタッチで家族のじかん」は子育て世代が主な対象ですが、どんな世代の方でもお一人でもご参加いただけます

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家族を大切にしたいみんなのじかん

2023/04/25インストラクターより

 幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり心配が続いているご家族が3月の「タッピングタッチで家族のじかん」に参加されました。peatixで「タッピングタッチで家族のじかん」を見つけたそうです。peatixとは、イベントやセミナーなどの検索・申し込みができるサイトです。タッピングタッチ協会でも活用しています。

peatixの一般社団法人タッピングタッチ協会のページはこちら

フォローすると、イベントや講座の公開通知がメールでpeatixから届きます。

 「タッピングタッチで家族のじかん」では、お互いにケアし合う「基本形」や、自分をケアする「セルフケア(腕だけ散歩やセルフタッピング)」を一緒に楽しみます。子育てや家族の日常での触れ合いやケアについて話したり、紙芝居や絵本を読むこともあります。
 子育て世代が主な対象ですが、すべての世代の方が参加できます。
お一人の方も参加いただけるようになりました。
ご家族を、ご自分を大切にする時間を一緒に過ごしましょう。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 3月報告

 兵庫県から一組のご家族が参加されました。お子さんはもうすぐ6才になる女の子と1才の男の子です。楽しそうに画面を覗き込んで、ニコニコ参加してくれました。まず挨拶して、簡単に自己紹介しました。お母さんはかつて心理学を学ばれ、体にふれる事で心にもアプローチできるケアとして、タッピングタッチの名前を知っていたそうです。そのような中で、Patixで「タッピングタッチで家族のじかん」を知り、タッピングタッチとは実際はどんなものだろうと興味を持って参加したとのことでした。

 5才の女の子は「夜になると、いつもお腹が痛いの」と話してくれました。お母さんによると、幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり、1年間心配が続いている。それも、今回参加した理由だと教えてくださいました。

 まずは、後から家族で楽しめるように説明しながら、5ステップ腕だけ散歩をしました。5才の女の子は、はずんだりグルグル回ったりしてオリジナル腕だけ散歩で参加してくれました。笑顔でとっても楽しそうでした。お母さんは1才の子を抱っこしていたので、部分的に工夫されての参加でした。

 続いて、「タッピングタッチのなかまたち」の紙芝居をしました。
とても集中してじっくりと聴いてくれました。

 二人ペアでのタッピングタッチの基本形の実践では、お母さんが5才のお姉ちゃんにトントンしました。始まって少しすると、してもらっている子が背中に響くリズムとふれられている感覚にジッとひたるような様子が見られました。タッピングタッチでは、一通りのタッチをした後、「どこをなにのタッチでしてほしいですか」とリクエストを聞きます。この時の女の子のリクエストはコアラでした。(タッピングタッチは子どもたちも親しみやすいように「ネコの足ふみ」「ゾウの鼻」「コアラ(の木登り)」などとタッチに動物の名前がついています。)お母さんが優しく腕を包んであげました。

 タッピングタッチが終わると、クタッとお母さんに甘えるような感じになりました。お母さんの感想は「自分の手がこわばっている事に気づいた」との事でした。女の子にお母さんに「どんな感じだったか教えてあげて」と話すと、小さな声で「気持ちよかった」と言っていました。交代してみるかと聞くと、とても恥ずかしそうにしていたので、この会が終わってから、お母さんにしてあげてねと約束しました。

 亜美さんから「子どもには動の時と静の時があります。元気いっぱいに腕だけ散歩したときは動の時ですね。静かに紙芝居を聴いていたときは静の時。そしてタッピングタッチをして、さらに静の時間が深くなりました。タッピングタッチによって、自分の時間の中に静の時がある事を子ども自身が自覚するようになります。それはとても大切な事なんですよ。」というお話しがありました。

 また、「お互いに大切にし合うのがタッピングタッチです。してもらうと、自然にお返ししたくなります。それは人と人の間の大事な営みです。根源的な人間関係の姿がそこにありますね。」という話に、私も深く共感しました。

 最後にまた気軽にご参加くださいとお伝えして会を閉じました。

次回は4月30日10時から11時半です。
5月は5月21日に行う予定です。
詳細・お申し込みはイベントカレンダー
をご覧ください。

ファシリテーター 近藤亜美
記録 中田利恵

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今の感動を楽しんでね

2023/03/09インストラクターより

「タッピングタッチで家族のじかん」  2月の報告
ファシリテーター:近藤亜美   記録:中田利恵

2月は、看護師でタッピングタッチインストラクターである方とその同僚の、2歳のお子さんとお母さん、妊娠中の方がご参加でした。

最初に「5ステップ腕だけ散歩」を行い、感想をうかがいながら自己紹介していただきました。

ポカポカして指先まであたたかくなった。」
「仕事や育児の疲れが取れた感じがする。自宅でもやっていきたい。」
「妊娠中で切迫早産のため自宅療養中です。久しぶりに背筋を伸ばした気がします。」


2才のお子さんは途中で出入りしていました。ファシリテーターの亜美さんから「ママが腕だけ散歩をお家でするとき、お子さんも誘って一緒にやるのもいいですよ。」とアドバイスがありました。

今回はセルフタッピングとセルフケアねこ足バージョンを行いました。

看護師の方が「夜勤の後、緊張感が取れず眠れないことがあるのでセルフケアをして自分を緩めることが大事だと思った。」と言われると、助産師でもある近藤さんから、「看護職はどうしても緊張の連続なので、手のひらで自分の腕をよしよししたり、自分に触れてあげるといいですよ。」とのコメント。

また「受診時など病院の待合室でも使えます。長い待ち時間、イライラしたりまた不安に駆られたりしがちだけれど、人知れずトントンしたり、ふみふみしたり、気楽にいろいろな場面で使うことができます。」とタッピングタッチの具体的な場面での活用について教えてくれました。

妊婦さんへのアドバイスは、「初めての妊婦さんは戸惑いの連続です。生まれたあとも”今の大変さの連続” 。首が座るまでの大変さ、2歳の大変さ、成長しての大変さ。そうやっていつも今の大変さがあります。お母さんは、『初めてだもん。うまくいくわけないもん』と思っていいですよ。」

「今の感動、を楽しんでね♪ 今、感動している赤ちゃんの胎動は、今しか味わえません。幼児期には、幼児期の幸せがあります。今の幸せ、子供の目の輝きに焦点を当てましょう。

そうすると大変さは薄れますよ。子どもとお花を見たり、葉っぱのにおいをかいだり、小さい子がいるからこそ味わえることを楽しんでくださいね。」と素敵なアドバイスがありました。

「タッピングタッチで家族のじかん」では、絵本や紙芝居の時間もあります。

今回は、絵本『はんなちゃんとへんちくりん』
「なんでお医者さんに行くの?」と子どもに聞かれた著者の実体験から生まれた絵本です。

絵本を読み終わったあと、参加者のお一人が「子どもが1才の時、病気で1か月入院しずっと付き添った。親が一緒にいることで子どもは安心していたようだった。」と話してくれました。また別の参加者は、「親はあなたを思っているよ。ということこそが伝えたいこと。「そばにいるよ」ということで子どもは力がわく。」とお話ししてくださいました。

タッピングタッチは、「ここに一緒にいるよ」と言葉を使わず伝えることができる方法でもあります。

大切な人と一緒にタッピングタッチをしませんか?🍀

「タッピングタッチで家族のじかん」は、毎月末日曜日に開催しています。
詳細は、イベントカレンダーをご覧ください。
次回は、3月26日(日)10:00~12:00です。

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タッピングタッチのあとは、さらに親子が親密に

2022/12/27インストラクターより

ささえあいのまち創造基金と四日市市民コロナ基金からの支援で始まった子育て家族支援講座。協会の「未来応援キャンペーン」の寄付なども受けて「タッピングタッチで家族のじかん」と名前を変えて継続しています。

2023年も毎月最終日曜日に開催されます。
ぜひ一度参加してみませんか?継続参加も大歓迎です。
詳細は、イベントカレンダーをご覧ください。
次回は、1月29日(日)10:00~12:00です。

 

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10月の報告です。

今日は、4年生男子とお母様が、愛知県からご参加下さいました。
インストラクターの堀江くにこさんの同僚とのことで、タッピングタッチの体験はある方でした。

お子さんは、最初、恥ずかしいのか、画面から外れたところからの参加でしたが、次第に画面に映って話をしてくれるようになりました。

最初、自己紹介の後、5ステップ腕だけ散歩をしました。近藤亜美さんのご案内は声も優しく、画面から外れた所にいるお子さんにも声かけしながら、ゆったりさせてくれるものでした。
母「いつもは、タッピングタッチはやる側ばかりなんですが、こうして音楽に合わせて自分の体を動かすと、ホッとできて疲れが取れる感じがしました。」
子「楽しかった」などの感想が聞かれました。
亜美さんが「お二人が腕だけ散歩しているのをこちらから見ていると、お部屋の空気が風のようにになって伝わってくる様でした」と話しました。
大きいお子さんでしたが、タッピングタッチを知ってもらう意味で、紙芝居を読みました。途中から少し退屈したようにも見えましたが、内容は興味を持って聞いてくれたようです。
それから、お互いにタッピングタッチをし合いました。お子さんの優しい表情や一生懸命な手の様子をお母様にも見ていただきたいくらいでした。
続けて、お母様もお子さんにトントンしました。もともと仲の良い親子さんでしたが、タッピングタッチの後は、さらにピタッとくっつくような仕草もあり、微笑ましい様子でした。
母「体験してみて、もっと優しくやるんだなと思いました。子どもと、とても良いふれあいができました」
子「気持ちよかった」などの感想でした。
祥子さんが「とても素直な笑顔を見せてもらえました。zoomだと笑顔がよく見えるんです(笑)顔を見せてもらうと元気100倍になりますね」と言われたのが印象的でした。亜美さんからは「家族の中でもお願いするって大事な事。疲れたよ、やってーと言い合えるといいですね」とのお話しがありました。

認定インストラクター 中田利恵

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すべての人に使ってもらいたい

2022/12/08インストラクターより

タッピングタッチの良さを体感し、それを他の人にも伝えたい!!
と思ってくれる若者や子どもたちがじわじわと増えてきています。

今年の夏休みの自由研究にタッピングタッチを選んだ小学5年生の女の子がいます。
彼女のお母さんはタッピングタッチのインストラクターで、コロナ禍の前からタッピングタッチを使っていましたが、コロナ禍でオンラインのタッピングタッチ企画が始まると、親子で頻繁に参加してくれるようになりました。

そしてコロナ禍3年目、彼女の中の「タッピングタッチの種」が芽吹きはじめたようです。夏に向けてぐんぐんと葉をつけて、素敵なひまわりの花が咲くように、すばらしいことが8月に起こりました。

何が起きたのでしょうか?どうぞお母さんから報告をお読みください。

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小学校5年生の娘が、「今年の夏休みの自由研究は、タッピングタッチにしようかな」と言いました。

私と娘がタッピングタッチに出会ったのは、娘が幼稚園のときでした。
親子とも睡眠状態がよくなかったので、夜寝る前にタッピングタッチをし合いっこしていました。 私がインストラクター認定試験のために準備していると5歳の娘も自然と覚え、お友達に教えていました。

小学校に入ると娘の生活は充実し(忙しく)、夜もすぐ眠りにつくようになりました。私もタッピングタッチは子育て支援施設など外で使うものとなり、親子でのタッピングタッチはない生活となりました。

「家でのタッピングタッチがない生活になっているんですけど」と先輩インストラクターに相談したことがありました。「ケアの方法を知っている。自分たち親子を助けてくれる方法があることを知っている。それでいいのかもね。必要な時がきたら、また使えるね。」 とおしゃってくださいました。

そして、タッピングタッチが必要なときがやってきました。
年度末まであと3週間、娘の今のクラスで最後のまとめ、新しい学年への準備をクラス一丸で行なっていた2020年3月、突然の全国一斉臨時休校です。

「学校楽しい!学校大好き」の娘が突然自宅待機です。お友達と遊ぶことも禁じられています。春休みなら嬉しいけれど、いつ学校に行けるかわからない。未知のウィルス・感染症、大人たちの動揺は子どもたちにも伝播します。子どもたちは何が起こっているのかわからないし、自分たちの気持ちを表現することも難しい。

子どもたちが気持ちを表していても、あの時期の大人たちは受け止めることができたでしょうか?まずは、私が私を取り戻すこと。親子一緒にできる方法を、私たちは知っている。身につけている。人との距離を取ることが推奨(絶対と)される中で、親子ならできることがある。

私たちは、親子でタッピングタッチをしました。スマホの画面越しに、お友達親子ともタッピングタッチをしました。

休校は解除になっても、コロナによる様々な影響のためか、年齢が上がったためか、娘の友達の中にも学校に通えない子が出てきました。行きたい気持ちがあるのに学校に行けない子のために、娘はクラスのお友達と相談し、いろいろ働きかけていました。

そんな中、協会主催の「家族のためのオンライン講座」にも親子で参加させていただきました。そのとき、一音さんが、「子どもも自分で自分をケアする方法を身につけておくことが大切」とおしゃっていました。そのときまだ小学校3年生だった娘にどう届いたかはわかりません。

でも、毎月の「タッピングタッチの集い」に自主的に参加し続け、コロナから約2年経ち学校も通常になってきた4年生後半、「私、タッピングタッチについてもっと学びたい」「インストラクターになって、友達に教えたい」と言うようになりました。

子ども向けの講座はなく、どうしたものかと思っていましたら、小学5年生になった娘は、自分でタッピングタッチについて調べ、セルフケアを3週間実践し、毎日の記録をつけました。

また、開発者である一音さん、事務局長でソーシャルワーカーである祥子さん、そして全国で活動されているインストラクターの方々にインタビューをさせていただきました。

調べたこと、実践しての自分の変化、インタビューしてわかったこと、小学5年生の娘の考えやタッピングタッチでできる貢献についてまとめました。一音さんのインタビューにもある通り、すべての子ども、すべての大人に活用してもらいたい。親子でその一端を担えたら幸いです。

いつも、私たち親子とタッピングタッチをしてくださる皆様、本当にありがとうございます。貴重なお時間をいただき、温かいお気持ちとわかりやすい言葉でインタビューに応じてくださった一音さん、祥子さん、インストラクターの皆様、本当にありがとうございました。

これらのお言葉を、娘の小学校の夏休みの研究に留めておくのはもったいなく、多くの方にお伝えしたいと思います。

一音さん、祥子さん、共有・発表する機会を設けてくださりありがとうございます。

認定インストラクター 吉田朋佳(千葉県)

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自由研究は、タブレットを使ってパワーポイントにまとめられています。小学5年生の彼女が一人で考えて作ったものです。11月の月例のタッピングタッチの集いでは、このパワポを見せながら、しっかりと発表もしてくれました。

最後のまとめでは、タッピングタッチ開発者の思いが、しっかりと受け止められていて、聞いていて感動の涙が出ました。子どもの純粋な感性は、私たち社会の宝物です。その感性が失われないように、しっかりと育んでいくのが私たち大人の役割だと、改めて思います。

そのパワポをシェアしますね。是非覗いてみてください。すべての人に使ってもらいたい

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